知っておこう!耳かきの種類や特徴
耳掃除が気持ち良くて、毎日の習慣になっているという方もいらっしゃいますよね。
そんな耳掃除に、欠かせない大切な道具といえば「耳かき」です。しかし、耳かきには定番のへらタイプだけでなく、様々な種類があるということを知らない方も多いと思います。
そこで今回は、耳かきの様々な種類や特徴について紹介します。これを読めば耳かきの役割だけでなく、綿棒との使い分けやそれぞれの耳垢の性質にあった耳かきの選び方まで詳しくわかります。
定番のへらタイプだけではない耳かきを知って、今までに以上に爽快な耳掃除を楽しんでみてください。
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耳かきとは?特徴や役割について
「耳かき」とは、耳の穴の掃除やそれに使われる道具を指します。耳の穴がかゆくてムズムズする時や耳垢が気になる時に、指を使っても奥までは届きませんよね。そのため、耳穴の奥まで届く細い棒状になったものが必要になります。そのようにして、生まれた耳掃除専用の道具が「耳かき」です。
耳かきは竹の他にも木・プラスチック・金属・象牙・べっこうなど、違った素材で作られたものもあります。衛生面を考えたキャップ付いたものや、綿棒の片方が耳かきの形になっているものまで様々です。
また、耳かきの形といえば、綿のついた棒状のものを思い浮かべる方が多いと思いますが、最近ではへらタイプだけでなくワイヤータイプ・スパイラルタイプ・イヤースコープタイプなど多種多様な形が発売されています。
素材や形によって使い心地・爽快感・便利さがまったく違いますので、あなたにあった耳かきを選べばもっと気持ち良く耳掃除ができます。
耳かきの歴史
耳かきの歴史は古く、日本で最も古い耳かきは京都の稲荷山経塚から発見されたかんざしだと言われています。日本では、江戸時代に高橋図南がかんざしの先をへら状にしたものを発明したことにより、一般の人々に耳かきが普及しはじめました。
「耳垢取」という商売が行われていた記録も残されているので、耳かきが気持ち良いというのは今も昔も変わらないようです。
3000年前の中国や18世紀のヨーロッパでも耳かきはあったようですが、木製のものは残りにくいため専用の道具として耳かきがいつできたのかは明らかではありません。大昔の人も耳の穴の奥に指が入らないことは変わらないので、耳かきの歴史はとても古いかもしれません。
耳かきと綿棒どっちがいいの?
耳を掃除する時によく使うのは耳かきだけではありません。綿棒を使うという方も多いと思います。
耳かきと綿棒のどちらを使えばよいかは、耳垢の性質によって考えると良いでしょう。耳垢には「乾いた耳垢」と「湿った耳垢」の2種類があります。日本人は乾いた耳垢の方が多く、湿った耳垢の方は全体の約16%と言われています。
乾いた耳垢には、かき出すことができる耳かきが向いています。定番の耳かきである、へら型がぴったりです。
湿った耳垢には、水分を吸い取ってからめとってくれる綿棒が向いています。耳かきの形をした綿棒もありますので、しっかりと耳垢を取りたい場合には使ってみてはいかがでしょうか。
汚れ掃除程度なら綿棒がおすすめ
耳垢は弱酸性で殺菌効果がありますので、耳掃除をやりすぎると逆に汚れやすくなったり皮膚を傷めてしまうことも考えられます。
また、耳垢は自然に排出されるようになっているので、基本的に耳掃除は耳の入り口あたりを拭き取る程度で良いとされています。
そのような簡単な汚れを落とす程度の使い方をする場合には、耳にやさしくふれる綿棒がおすすめです。
耳かきの種類
へらタイプ・ワイヤータイプ・スパイラルタイプ・イヤースコープタイプといったそれぞれの耳かきの種類について、詳しく解説していきます。特徴やおすすめポイントを理解して、あなたにぴったりの耳かき選びの参考にしてみてくださいね。
へらタイプの耳かき
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日本で定番の耳かきといえば、この「へらタイプ」です。先が丸く薄くなっているスプーンのような形で、「耳をかいている」という爽快感が一番感じられます。
かき出すことができる昔ながらの「へらタイプ」は、日本人に多い乾いた耳垢の方におすすめです。
素材は竹だけでなく、木・プラスチック・チタンなどさまざまなものがあります。しなやかな竹やひんやりとした金属など、素材によって使い心地が違うので、色々試してみると面白いと思います。
ワイヤータイプの耳かき
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「ワイヤータイプ」はへらタイプよりも、ソフトな感触のやさしい耳掃除ができることが特徴です。耳かきの先がワイヤーのループ構造になっているので、弾力があり無理な力を和らげてくれます。
2重・3重になったワイヤーが耳垢をかき出してくれるので、乾いた耳垢の方向けの耳かきです。
やさしくしなやかで耳を傷つけにくいため、子供やデリケートな皮膚の方の耳掃除にもおすすめです。その分、カリカリと耳をかいているという気持ちよさは、へらタイプに比べると弱くなっています。
スパイラルタイプの耳かき
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360度をケアできる耳掃除と、ワイヤータイプのソフトな質感を実現したのが「スパイラルタイプ」の耳かきです。
耳かきの先は、螺旋状のワイヤーが巻きついたようになっています。ちょうど棒にバネをつけたような形なのでその隙間で耳垢をからめとり、余計な力を分散してくれるので耳にやさしくなっています。すっとなでるだけで簡単に耳垢がとれるのが特徴です。
湿った耳垢の方・乾いた耳垢の方の両方におすすめの耳かきです。綿棒に近い大きさがあるので、奥まで入れすぎて耳垢を押し込んでしまわないように気をつけましょう。
イヤースコープタイプの耳かき
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「自分の耳の穴を見ながら耳掃除がしたい」という方におすすめなのが、この「イヤースコープタイプ」の耳かきです。
耳かきの先にファインダーがついていて、手で持ったスコープを確認しながら耳掃除ができます。自分に耳の穴を日常では絶対に見ることができませんので、はじめて使う方には衝撃があると思います。
耳かきの先端が交換できるものが多く、粘着式のものを使えば簡単な操作で耳垢をとることができます。また、普段から耳の穴の状態の確認もできますので、耳のトラブル防止にも役立ちます。
綿棒
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耳かきの種類ではありませんが、同じように耳掃除の定番アイテムといえば「綿棒」ですよね。湿った耳垢の方におすすめで、綿が水分を吸収してくれるのでしっかりと耳掃除する事ができます。
一口に綿棒といっても汚れがわかりやすい黒いものや、スパイラル構造になったものなどさまざまな種類があります。また、粘着タイプの綿棒は乾いた耳垢の方にもおすすめです。
あまり、耳の奥まで綿棒を入れると耳垢を押し込んでしまうこともあり、逆効果になってしまうので注意して使いましょう。