効果を引き出す!トリートメントの上手な使い方と注意点
髪のケアは日々の洗髪と手入れが非常に重要になってきます。そのためにはシャンプーやコンディショナーだけでなく、トリートメントを使うことも大切になってきます。しかしこのトリートメントの正しい使い方を皆様はご存知でしょうか?
大抵の場合、自己流で使用していて正しい方法をいうものを考えることはないのではないでしょうか。使い方によっては効果のない方法を行っているかもしれません。そこでこちらでは効果を引き出すトリートメントの上手な使い方と注意点についてご紹介していきます。
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トリートメントの効果について
トリートメントの基本的な効果から紹介していきます。効果を理解しておいた方がなぜ必要なのか納得できると思いますし、効果的に使ってみようという姿勢になりやすいかと思います。
端的に効果を話すのであれば、トリートメントは美しく艶のある髪を維持するために必要不可欠なものとなります。髪は日々の生活の中でダメージを受けています。それは表面だけでなく、内部も傷んでいるのです。これによって内部のタンパク質が溶け出し、髪がパサパサの状態になってしまうのです。
トリートメントはリンスと同じような効果を持っていますが、違いとしては毛髪の内部まで浸透し、タンパク質を補ってダメージ部分に栄養を補給することができます。つまりこの効果によって表面の状態を整えつつ、内部の栄養や油分を補い、ダメージをケアしながら本来の健康な髪に導くことができるのです。
美しく艶があり綺麗な髪を作るためにはリンスだけでなく、トリートメントも必要であることを理解していただけたのではないでしょうか。
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トリートメントの正しい使い方
効果からも分かるようにトリートメントは髪の内部からその美しさを作り出す、あるいは取り戻すことが分かっていただけたと思います。しかし裏を返せば、内部まで浸透しなければ効果を引き出すことはできないのです。そのためには正しい使い方でトリートメントを使用することが大切なのです。
それでは、正しい使い方をするために準備するものと、その手順を見ていきましょう。
準備するもの
準備するものは以下の3つになります。
- トリートメント
- 蒸しタオル
- シャワーキャップ
トリートメントは元より、効果的に使うためにも蒸しタオルとシャワーキャップが必要です。蒸しタオルは普段から使っているタオルで十分ですが、シャワーキャップはない方もみえると思いますので、店によっては100均などでも手に入るので購入することをおすすめします。
トリートメント | 蒸しタオル | シャワーキャップ |
手順
続いて基本的な使い方の手順についてです。以下の手順でトリートメントを使うようにして下さい。
- シャンプー後、しっかりと水気を切る
- 髪の毛の中間から毛先までを意識してトリートメントを塗る
- 蒸しタオルで頭を包み、シャワーキャップをかぶる
- 好みの時間(5分~15分程度)放置する
- トリートメントを残らないようにしっかりと洗い流す
全5ステップでトリートメントは完了です。
トリートメント後に蒸しタオルで暖めながら浸透させるため、シャワーキャップが必要となるんですね。
基本的な使い方なので最後に洗い流していますが、「洗い流さないトリートメント」というものもあります。こちらは関連ページにて詳しく記載していますので、使用方法などについてはそちらもご覧ください。
トリートメントを効果的に使用するポイント
基本的な使い方をおさえたところで、ここからは効果的に使用する方法です。正しい使い方を理解し効果的に使用するポイントをおさえれば、トリートメントの効果をしっかり得ることができます。
また工夫の仕方によっては効果をさらに上げることもできるので、使い方をしっかりとおさえて最大限効果を引き出せるようにしましょう。
- シャンプー後に使用する
- シャンプーをしっかり洗い流す
- シャンプー後、しっかり水気を切る
- 頭皮に付かないように塗布する
- トリートメントを塗布したら5分程度放置する
- シャンプー後、タオルドライしてから塗布すると効果的
- トリートメント塗布後、タオルやシャワーキャップをかぶると効果的
- 仕上げにしっかりとトリートメントを洗い流す
この8つが効果的に使用するポイントになります。それでは1つずつポイントを説明させていただきます。
シャンプー後に使用する
大前提なので分かる方は多いと思いますが必ずシャンプー後に使用してください。シャンプーをしていない髪では髪に汚れやゴミなどが付いているため、トリートメントが浸透していきません。まずはしっかりとシャンプーをして髪の表面を綺麗にしておきましょう。
シャンプーをしっかり洗い流す
こちらも当然と言えば当然ですが、シャンプーをしっかり洗い流しておいてください。いい加減に洗うと髪にシャンプーが残っていることがあります。シャンプーが残っていると頭皮トラブルが起きやすくなります。そのため頭皮の健康のためにも念入りに洗い流して下さい。
シャンプー後、しっかり水気を切る
シャンプー後は髪に水気が多く残っています。トリートメントをするときには水気が残っていると上手く浸透することができず、トリートメントが流れてしまいます。そのため水気をしっかり切る必要があります。
方法としては手の平を合わせてその間に髪を挟み、毛先の水を切ります。ショートヘアの方はオールバックにするように手で髪を撫でつけることで水気を切れます。
頭皮に付かないように塗布する
トリートメントを付けるときは頭皮につかないように塗布してください。この際、トリートメント剤にもよりますがミディアムヘアなら「大きめのさくらんぼ」程度を標準として量を考えていただくといいです。ロングの場合は多めに、ショートの場合は少なめにすることで長さによって調整をしてください。
トリートメントは髪の根元に付けてしまうとせっかく洗った毛穴が詰まってしまい髪が寝てしまうため、さらに髪の状態が悪くなってしまいます。頭皮に付けないためには、髪の根元から見て中間から毛先にかけてつけるといいです。
トリートメントの塗布の仕方
トリートメントは指先や指の間にも丁寧に伸ばします。こうすることで手ぐしを通した時に髪に塗布しやすくなります。両手を熊手のように広げ、手ぐしを通すようにしたから上に向かってトリートメントを付けていきます。
一通り付け終わったら、手ぐしをしてトリートメントを満遍なく全体に行き渡させていきます。この際、手ぐしとして通した両手で軽くたたきながらトリートメントを付けるようにしましょう。手ぐしの代わりに目の粗いコームでとかせば、さらに細かい部分にまでとリートン面とが行き渡ります。
ただし目が粗すぎると濡れた髪にダメージを与えかねず、トリートメントを削ぎ取ってしまうので注意して下さい。ショートヘアの方は表面をなでつけるように付けていきます。特に傷んでいる部分の髪は摘まむように馴染ませてください。
さらに効果を高めるために
2~3本の指で毛先を摘み下に滑らせます。指にザラつきを感じなくなれば、浸透力が高まりしっとりとした仕上がりになります。
シャンプー後、タオルドライしてから塗布すると効果的
こちらは水気を切る際に、さらに効果を高める方法です。髪に水分が残っていると上手く浸透できないことは先述させていただきましたが、手で水気を取るのではなく、タオルドライをするとさらに効果が高まります。
トリートメントを塗布したら5分程度放置する
トリートメントを浸透させるには5分程度放置します。時間としては5分以上行っていただいてもいいですが、15分経ったら洗い流すようにしてください。30分以上置くという声もありますが、一定時間を過ぎればあまり効果は変わらなくなります。10分程度を目安に好みの時間で放置して浸透させてください。
トリートメント塗布後、タオルやシャワーキャップをかぶると効果的
基本的な使い方でもご紹介しましたが、タオルを熱いお湯につけて絞り、蒸しタオルを作って髪を包み、さらにシャンプーキャップを被ります。こうすることでトリートメントの浸透力がさらに高まります。髪の傷みが酷い時などは、この方法がかなり有効になります。
仕上げにしっかりとトリートメントを洗い流す
オーソドックスな洗い流すタイプのトリートメントは、放置した後、洗い流します。ただここが難しいポイントです。トリートメントはしっかりと落とさなければいけませんが、洗い流しすぎてもいけません。
そのため目安は余分なヌルヌル感が取れ、髪にしっとり感が残るぐらいの感触を目指してください。これは漱ぎ過ぎてしまうと、効果が弱くなってしまうためです。かと言って洗い流さないと頭皮などにダメージを与えてしまいます。
またしっかり流さないと嫌だという方もみえると思いますので、そのような場合はトリートメントを長めに放置して、キシキシにならない程度に漱いでください。
トリートメントの使い方の注意点
効果的に使うためのポイントをおさえていただけたところで、間違った使い方についても触れておきたいと思います。トリートメントは間違った使い方をすると効果が得られないどころか髪を傷めてしまうことさえあります。そのため注意点も理解して使用するようにしましょう。
頭皮にトリートメントを塗布しない
頭皮に触れないように塗布してください。トリートメントは髪の油分を取り戻すため多く含まれています。そのため頭皮に付いてしまうと毛穴が詰まるなどのトラブルの原因となります。
トリートメントを多く付けすぎない
トリートメントを多くつけると効果が高まるという思い込みから1度にたくさん使用する方もみえるようですが、これは誤った使い方です。
髪には成分を吸収する事が出来る許容量があり、たくさん付けたところでトリートメントの成分が浸透する量は同じなのです。むしろ付け過ぎることによって頭皮に付着する可能性も高くなるので適切な量で塗布するようにしてください。
成分を残さないようにトリートメントをしっかりと洗い流す
こちらも先ほど触れましたが、トリートメントの成分が少しでも残るようにと、しっかり洗い流さない方は多いようですが、それも間違いです。放置した時間で成分は浸透しているのでシャンプー同様に、しっかり洗い流しても効果は変わりません。
ただしあまりにも潔癖にしっかりと洗い流そうとしてしまうと、髪の表面を傷めてしまうので、上述した目安程度に洗い流すようにして下さい。