正しく効果的に!入浴剤やバスソルトの上手な使い方
ただ湯を張ったお風呂でもリラックスることができますが、そこに入浴剤やバスソルトなどを入れるとさらに効果的にお風呂を楽しむことができます。簡単に使用できることでも人気の商品ですが、簡単だからといって適当に使ってはいないでしょうか?
実は入浴剤やバスソルトには効果的に使用するための正しい使い方があるのです。それを守るだけで効果は劇的に変わることもあります。そこでこちらでは入浴剤やバスソルトの上手な使い方についてご紹介してきます。
スポンサーリンク
入浴剤の上手な使い方
それではまず入浴剤の上手な使い方からご紹介していきましょう。ただ湯船に入れればいいというだけだと思われがちですが、上手に使うためにはそのポイントが存在します。それを知っていただくためにも、手順とポイントをここでおさえておきましょう。
入浴剤の使い方の手順
入浴剤の使い方の手順自体は先ほど挙げた湯船に投入するという方法で間違いはありません。ただし入浴剤によっては多少の違いがあります。
- 入浴剤をお風呂に投入する
- 炭酸系入浴剤の場合は、泡がなくなり溶けきるまで待つ
このような手順になります。炭酸系入浴剤以外は投入するだけで手順は完了です。炭酸系入浴剤に限っては炭酸が湯に溶けないと効果をしっかり得られないので、泡がなくなり溶けきるまで待つ必要があります。
入浴剤を上手に使うポイント
続いて上手に使うポイントになります。ポイントとしては3つ挙がりますが、それさえおさえれば効果的に入浴剤を使用することができます。それでは1つずつ見ていきましょう。
- ぬるめのお湯に使用する
- 入浴剤を入れてから2時間以内に入浴を済ませる
- 長風呂にならないように注意
- 保湿効果がある入浴剤を使用した後は、シャワーで洗い流さない
ぬるめのお湯に使用する
まず温度としてはぬるめのお湯に使用するようにして下さい。お風呂ともなると熱いお湯がいいという方もみえますが、温度が高すぎると入浴剤の有効成分が壊れてしまい、十分な効果が得られなくなります。具体的には38~40℃程度のぬるめのお湯に使用すると効果的になります。41℃以上のお湯は熱めとされているので注意してください。
また入浴剤を入れると入れないに関わらず、ぬるま湯に入った方がリラックス効果を得られます。1℃違っても効果に違いが現れるので、自分に合う温度を探してみるのもいいかもしれません。
入浴剤を入れてから2時間以内に入浴を済ませる
入浴剤を入れてから2時間以内に入浴を済ませることも大切です。入浴剤の成分の効果は2時間以上経つと得られなくなると言われています。特に炭酸系入浴剤の場合は溶けた炭酸ガスが失われてしまう時間ともなります。どの入浴剤を使うにしても投入してから2時間経つ前に入浴するようにしましょう。
長風呂にならないように注意
入浴剤を入れるとその効果を出来るだけ得ようと考え、長時間入浴をされる方もみえますが、長風呂はかえって逆効果になることもあります。入浴剤を入れていてもいなくても、40分以上入浴していると、皮脂が流れ落ちてしまい肌が乾燥しやすくなると言われています。
目に見えて肌がふやけ、指先がしわしわになっている状態になってしまったら長風呂をしてしまっている状態です。それもあり入浴には15分程度で十分となっています。体質に個人差があるため明確な時間は決まっていませんが、20分を超えるような入浴は避けるようにしてください。
保湿効果がある入浴剤を使用した後は、シャワーで洗い流さない
保湿効果がある入浴剤の場合は、肌の表面にその成分が付着しバリア効果を発揮してくれます。そのため保湿成分を洗い流してしまうと効果を得られない可能性が出てきます。そのため入浴後にシャワーで洗い流さないようにしてください。ただ入浴剤によって肌に異常が出た場合は速やかに優しく洗い流してください。
バスソルトの上手な使い方のポイント
続いてバスソルトの上手な使用方法のポイントをご紹介してきます。バスソルトは入浴剤の一種となので湯船に投入するだけなのは同じですが、やや扱いが違います。
入浴剤の分類にも関わりますが、上手に使うポイントが他の入浴剤とは一部異なるためでもあります。バスソルトを使用している方、あるいはこれから使おうと思われている方も、こちらでしっかりポイントをおさえましょう。
- バスソルトの使用する分量
- お湯の温度
- 入浴時間
- マッサージは粒の粗さで判断する
バスソルトの使用する分量
バスソルトは分量が重要となります。一般的な浴槽は200L程度となっており、それに対して50~100gが目安となっています。
ただあくまで目安であり、基本的には商品の使用分量に沿って使用するのが望ましいです。商品に使用分量が記載されていないものもありますので、その場合はこちらの目安を参考にしてください。
お湯の温度
お湯の温度は入浴剤とあまり変わりません。基本は40℃未満が好ましいです。特に37~39℃程度をがおすすめとなっています。
バスソルトは成分としての効果は謳われていませんが、様々な効果が期待できます。そのためこちらもお湯が高温だと有効成分が壊れてしまうと効果を得られなくなってしまうため、ぬるめのお湯に入れるようにしてください。
入浴時間
入浴時間についても入浴剤と変わりません。20分程度を目安に入るようにしてください。それ以上浸かると肌の乾燥を招く可能性があることは先述した通りです。また長すぎると体に負担がかかってしまうので避けるべきです。ただバスソルトは入浴時間が短いと恩恵を感じずらいので10分は最低でも入るようにしてください。
マッサージは粒の粗さで判断する
バスソルトが入浴剤と違う扱いを受ける理由の1つに、そもそもスクラブ剤として投入されることが目的とされていることが挙がります。
ここでスクラブについて簡単に説明しておくと、元々「ごしごし洗って汚れを落とす」という意味になります。つまりスクラブ剤は、それを使って擦ることで古い角質や毛穴の汚れなどを落とすことができるのです。
バスソルトもそのスクラブ剤としての効果が期待されており、塩の粒を肌に擦りつけながらマッサージすることで洗浄作用を期待できると言うことです。ただし塩の粒が粗い場合は肌を傷つけてしまう可能性があります。そのため、塩の粒の粗さでマッサージの強さやその有無を見極めることが重要となります。