簡単!手作り入浴剤(バスソルト・バスボム)の作り方
お風呂に入れるといつもの入浴が一味変わる入浴剤ですが、単価は安いと言えど買い続ければそれなりの出費になってしまいます。あるいは商品によっては化学薬品などが使用されており安全性が気になるものもあるでしょう。そうなるとおいそれと市販のものは使い辛くなってしまいます。
しかしこの入浴剤は自作することができることをご存知でしょうか?しかも意外と簡単に作ることが出来てしまうので。ここまで自分でも作りたくなりませんか?そんな方々のために、こちらでは簡単にできる手作り入浴剤の作り方をご紹介してきます。
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手作りできる入浴剤の種類
冒頭でも触れましたが、入浴剤は手作りすることが可能となっています。とは言っても温泉と同じような効果のある入浴剤が作れるわけではないのでご注意ください。手作りできる入浴剤は以下の3種類になります。
この3つが挙がります。どの入浴剤も使用する材料は手頃に手に入るものであり、誰でも簡単に作ることができるのです。それではそれぞれの入浴剤の作り方を材料や手順を中心に見ていきましょう。
バスソルトの作り方
まずはバスソルトからです。市販されているバスソルトは雑貨として扱われておりその効果は謳われていませんが、保湿や発汗作用に優れた入浴剤となっています。それ以外にも加温作用などの効果も期待できますが、詳しい効果は入浴剤の主成分と効果について記載させていただいたページを参考にしてください。
バスソルトは入浴剤とは違った扱いを受けますが、その理由の1つにスクラブ剤として使用する目的で投入されるというものが挙がります。バスソルトを入れてマッサージをすることで、毛穴の汚れや古い角質を落とすことができるという特徴もあるのでおすすめです。
手作りバスソルトに必要な材料
それではバスソルトのに必要な材料をご紹介します。とは言ってもバスソルト自体が名前の通り塩となります。そのためそのまま天然塩をお風呂に投入すればバスソルトとしての効果を発揮してくれます。ただこちらでは香りも楽しめるようにアロマバスソルトの作り方を紹介してきます。
- 天然塩:200g
- お好みのアロマオイル(精油):15~20滴
- 蓋のあるお好みの容器(ガラス容器推奨):1つ
アロマオイルを使わないのであれば、この量の天然塩をお風呂に投入するだけでバスソルトとしての効果を得ることができるのです。市販されている商品の中にはミネラル成分が多い死海の塩を使用しているものもありますが、さすがに手に入れるのは難しいので天然塩を使用しましょう。
アロマオイルを使う場合、敏感肌の方はこれよりも量を少なめにしてください。あまり入れると肌に刺激を与えてしまいかねないので注意してください。
天然塩 | アロマオイル |
手作りバスソルトの作り方の手順
それでは作り方の手順です。
- 容器を綺麗に洗い、水気を取ってしっかり乾かす
- 綺麗にした容器に天然塩を入れ、精油を加える
- 蓋を閉めてよく振って混ぜる
非常に簡単です。先述した分量で5回分の料になります。このバスソルトを40g(大さじ2程度)の分量で、湯船に投入しよく混ぜて使うことになります。
バスボムの作り方
続いてバスボムの作り方になります。市販のものもそうですが、バスボムはおしゃれなで可愛いものが多く販売されています。手作りだとそのようなものは作れないと思われている方もみえるかもしれませんが、自作でもデザインにこだわったものを作ることは可能です。
ちなみにバスボムとはお風呂に入れると溶け出し、いい香りと肌への潤いを与えてくれるバスアイテムになります。そのためデザインだけでなく香りなども好みのものを自作で作ることが可能となります。
手作りバスボムに必要な材料
それでは手作りバスボムに必要な材料や機材をご紹介してきましょう。
くどいようですが、どの材料も手軽に手に入れることができます。ただこの材料は基本となっており、色を付ける場合は粉末色素を混ぜる必要があるので、どのような色にしたいかで必要な粉末色素を準備してください。
手作りバスボムの作り方の手順
それでは続いて作り方の手順になります。
- 重曹、天然塩、クエン酸をボールに入れて混ぜる
- 霧吹きで水を少しずつ加え混ぜるという手順を繰り返す
※水を入れすぎると全部発酵してしまうので、5回程度を目安に吹きかける - ラップに包んで丸くし、固まるまで半日から1日ほど寝かせる
精油の使用タイミングと量
精油を入れるタイミングが書かれていませんが、1.のタイミングで混ぜます。ただし精油は徐々に揮発して香りがなくなっていくので、気になる方はお風呂に入れる直前に出来上がったバスボムに垂らして使用しても大丈夫です。
精油の量は5滴程とはなっていますが、こちらも肌への刺激が強い場合は1~5滴の間で調整してください。これはバスボムの大きさが少し大きめでも変わりません。
形の工夫
また作り方としてラップで丸くしましたが、型がある場合はその型に入れて形成することで様々な形を作ることができます。ガチャポンで手に入れられる丸いボールに入れると綺麗な球体にすることもできます。形は工夫次第でいくらでも可愛いものが作れるので、いろいろ試してみるのもいいでしょう。
色の工夫
手順2.で水を混ぜて調度良い湿り具合になったら粉末色素を混ぜることで、色の着いたバスボムを作ることができます。水同様に少しずつ入れて混ぜていくと調整しやすくなります。
香りの付け方の工夫
精油の代わりにドライハーブを混ぜるという方法もあります。手順1.で材料を混ぜた後にドライハーブを入れて混ぜます。完全に混ぜてもいいですし、簡単に混ぜる程度にしてワンポイントの模様とする方法もあります。香りをつけつつ、デザインの工夫にも活かすことができるので、自分好みのアレンジに挑戦してみてください。
ただ使用する際に1つ注意があります。アロマオイルと違って湯に溶けないため、湯船に投入すると固形物として残ります。お風呂を落とすときに、詰まらないように取り除くようにしてください。
炭酸入浴剤の作り方
炭酸入浴剤は、入浴剤としてイメージが強い商品だと思います。炭酸ガスによって血行促進や洗浄作用が期待できる商品として人気となっています。炭酸ガスの濃度によって効果の度合いに違いがありますが、手作り入浴剤では材料の分量で調整もできるので色々試してみてもいいかもしれません。
また手作り炭酸入浴剤にはクエン酸もや重曹が使用されますが、これらの材料は掃除にも使用されるものになります。そのためお風呂に投入することで自然と浴槽も清掃されるという嬉しい効果も期待できます。
手作り炭酸入浴剤に必要な材料
それでは手作り炭酸入浴剤に必要な材料です。といっても必要なのは2種類のみです。
- クエン酸
- 重曹
どちらも食品グレード以上のものを使用しましょう。この2つには品質にグレードがあり、医薬品(薬用)、食品添加物(食用)、工業用(掃除用)の3種類があります。医薬品が最もグレードが高く、工業用が最も低くなっています。
また分量の比率は「クエン酸:重曹=1:1.3」となっています。この割合で混ぜれば炭酸ガスがバランスよく発生します。ちなみに例としては以下のようになります。
- 炭酸強め
クエン酸 300g : 重曹 390 g - 炭酸弱め
クエン酸 200g : 重曹 260 g
このように分量で調整することができます。ただあくまでこの比率さえ守ればいいので、極端な使い方をしなければ目分量で調整しても構いません。
クエン酸 | 重曹 |
手作り炭酸入浴剤の作り方の手順
さて炭酸入浴剤の作り方ですがただ混ぜるだけです。特に難しい手順はありません。この時にお気に入りのアロマオイルをバスボム同様に1~5滴程入れることでアロマテラピーの効果も期待できます。こちらもお好みに合わせて試してみてもいいでしょう。
お風呂に入れるだけ!天然素材を使った簡単入浴剤
さて3種類の入浴剤の作り方をご紹介してきましたが、お風呂に入れるだけで入浴剤のように効果を手軽に楽しめる素材もあります。日本には古来から柚子湯や菖蒲湯といった季節柄行われる特別な入浴もあります。ただ民間療法に近い話なので自己責任で行うようにしてください。それぞれの素材と効果は以下にまとめさせていただきます。
素材 | 期待できる効果 | 作り方 |
ゆず | 血行促進 | 5個前後を半分に切る |
グレープフルーツ | 美肌 リラックス効果 便秘解消 |
半分に切る |
ミカンの皮 | 美肌 血行促進 |
1週間前後乾燥させる |
りんご | 美肌 リラックス効果 冷え性 |
スライスする |
きゅうり | 美肌 | 輪切りにする |
緑茶 | 肌荒れ対策 消臭 |
ネットなどに入れる |
生姜 | 体を温める | 刻んで布袋などに入れる |
にんにく | 肩こり 腰痛 |
ガーゼに包む |
紅茶 | 殺菌作用 消臭作用 炎症の緩和 |
ティーパック3つ程度を入れる |
重曹 | 美肌 | 大さじ1杯~2杯入れる |
ハチミツ | 美肌 | 大さじ1杯程度を入れる |
塩 | 保温 | 大さじ2杯 |
酢 | 体臭予防 | コップ1杯程度を入れる |
化粧水 | 美肌 保湿 |
大さじ2杯程度を入れる |
ワイン | 美肌 | コップ半分程度を入れる お酒に弱い人は注意 |
トウガラシ | 血行促進 肩こり解消 |
刺激が強いので肌が弱い人は注意 |
日本酒 | 体を温める | コップ1杯程度を入れる お酒が弱い人は注意 |