ホットアイマスクの種類と上手な選び方
長時間パソコンを使用したり、スマートフォンを眺めていると、目の疲れを引き起こすことがあります。これは、交感神経の興奮による筋肉の緊張が原因。目のまわりの筋肉が硬くなると血流が滞り、目だけでなく身体のあらゆる部分の不調を誘発しかねません。深刻な事態に陥る前に、早めの対応が肝心です。
目の疲れを感じたときは、周辺を温めて筋肉のこわばりを解きほぐしましょう。目のまわりを温めるときに重宝するのが、ホットアイマスク。使い捨てタイプ・繰り返し使えるタイプがあり、温め方もさまざまです。それでは、ホットアイマスクの種類や、おすすめのアイテムについてご説明していきます。
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ホットアイマスクとは
パソコンやスマートフォンなどによる目の疲れは、交感神経の興奮による筋肉の緊張が理由と考えられます。目のまわりの筋肉が硬くなると、血液がスムーズに流れなくなり、やがて首や顔、脳へも影響が出始めるのです。さらには睡眠不足を引き起こし、あらゆる不調の原因となっていきます。
目の疲れを感じたときは、周辺を温めて血液の循環を促すことで、疲労物質を流し、筋肉の緊張をやわらげることが可能です。そんなときに役に立つのが、ホットアイマスク。手軽に目の疲れをケアできる、人気の癒しアイテムで、温める方法などによりいくつかのタイプがあります。
>>ホットアイマスクとアイスアイマスクの選び方について詳しくはコチラ
ホットアイマスクの種類
大きく分けると、ホットアイマスクは、使い捨てタイプと繰り返し使えるタイプの2種類です。使い捨てタイプは、袋から出すだけで加熱が始まります。使いたいときにすぐ使え、薄型で携帯もラクチンですが、使い捨てのためコストパフォーマンスは低めです。
繰り返し使えるタイプは、電子レンジで温めたり、電源によって熱を加えるものです。電子レンジで温めるホットアイマスクは短時間で準備できますが、レンジがない場所では使用できません。電源で温めるホットアイマスクは、ランニングコストに優れていますが、アイマスクそのものはやや高額です。
また、繰り返し使えるタイプとして、遠赤外線などの温感素材で作られたアイマスクがあります。ゆっくりと時間をかけて、じんわり目を温めるためのアイテムなので、触ってすぐに温かさを感じられるものではありません。使い捨てタイプやレンジなどで加熱するホットアイマスクのような温かさを想像すると、期待に沿えないことがあります。
使い捨てホットアイマスクの特徴
使い捨てアイマスクを袋から出すと、鉄粉が酸素と反応して、酸化熱を発生させます。これは、使い捨てカイロと同様の仕組みです。鉄粉には水分を加えているので、約40℃の温熱とともに、蒸気が発生します。まるで蒸しタオルのように、しっとりと目のまわりを温めることができるのです。
袋から出せばすぐ使えるので手軽に扱えますし、薄型で軽く携帯にも便利です。オフィスなどで目に疲れを感じたとき、サッと取り出して使えます。温熱は約10分で終了するので、おやすみ前に使用した際にもし寝てしまっても、睡眠を妨げません。
使い捨てのためランニングコストがかかりますが、単価は比較的リーズナブル。夏はドラッグストアなどで販売されておらず、手に入りづらいこともあるようです。また、目に当たる部分すべてが温かくなる構造のため、眼球は温めたくないという方は注意してください。
繰り返し使えるホットアイマスクの特徴
繰り返し使えるホットアイマスクは、充電式ホットアイマスク・遠赤外線式ホットアイマスク・電子レンジで温めるホットアイマスクのおもに3種類で、使用頻度の高い方は、繰り返し使えるタイプがおすすめです。充電式は、通常の電源のほかUSBや乾電池などによって目のまわりを温めます。温度調節ができる商品は、お好みの温かさで使えて便利です。
遠赤外線式ホットアイマスクは、温感素材で作られたアイマスク。加熱によって目のまわりを温めるのではなく、遠赤外線の力でじんわり長時間温めるためのアイテムです。短時間で目を温めると、反動で逆に冷えや筋肉のこわばりにつながることがありますが、遠赤外線タイプにはその心配がありません。
電子レンジで温めるホットアイマスクは、その名の通り、レンジでチンするだけで使えるタイプです。あずきやジェルでできたものがあり、あずきが入っているアイテムは、天然の蒸気が目のまわりをしっとり温めてくれます。また、適度な重みがあり、目へのフィット感にも優れています。
種類別:おすすめのホットアイマスク
目の疲れを放置すると、目だけでなく全身にあらゆる不調を引き起こすことがあります。ホットアイマスクで、早めにケアしましょう。おすすめのホットアイマスクを種類別にご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
使い捨てタイプ:めぐりズム / 蒸気でホットアイマスク
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袋から取り出すだけで温まる、使い捨てタイプのホットアイマスク。おやすみ前のリラックスタイムはもちろん、薄型で持ち運びしやすいので、職場での休憩時間や出張などの移動中にもぴったりです。耳かけが付いており、座った状態や横になった状態など、どんな姿勢でも目もとにフィットしてズレることがありません。
使い捨てカイロのように鉄粉と空気が反応することで熱を出す仕組みで、発熱体に含まれた水分が蒸気となり、約40℃の温熱とともに目もとを包みます。まるで、蒸しタオルを使った後のようなしっとり感が得られます。事前に温めたりせず手軽に使いたい方、職場などに携帯したい方、目もとのしっとり感が欲しい方におすすめです。
タイプ別:おすすめの繰り返し使えるホットアイマスク
1日に何度もホットアイマスクを使用しているなど、使用頻度の高い方は、繰り返し使えるホットアイマスクがおすすめです。充電式・遠赤外線式・電子レンジ式から、あなたの使用シーンに合ったアイテムを選んでください。
充電式:Baiyea / USBホットアイマスク
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USBで充電して使うタイプのホットアイマスク。こちらのアイテムの便利なポイントは、温度が何段階かに調節ができることと、付けてそのまま寝ても大丈夫なようにタイマーがセットができる点です。この機能はすべての充電式アイマスクに備わっている機能ではありません。
カバーに適量の水を吹きかければ、目もとを温めながら蒸気浴も楽しめます。1,000回以上の使用が想定されており、コストパフォーマンスも抜群。お好みの温度で使いたい方、タイマー機能が欲しい方、ランニングコストのかからないホットアイマスクをお求めの方におすすめです。
遠赤外線式:nelne / SILK RELAX SLEEP アイマスク
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中層に遠赤外線繊維のパイル生地を使用した、3層構造のアイマスク。快眠セラピストの三橋美穂さんがプロデュースしています。目もと側はシルク素材なので、冬は温かく、夏はサラサラ。吸湿性や速乾性に優れており、快適な睡眠に導いてくれます。
遠赤外線繊維は、人体から発生する熱を反射して、外側に逃がしません。この性質は、インナーウェアやレッグウェアなどにも応用されています。自然の力で発熱するので、充電したり電子レンジで温める必要もなく、長く使うことができて経済的。冷温兼用のアイマスクとして一年中使いたい方、睡眠時に使用したい方、手軽に長期間使用したい方におすすめです。
電子レンジ式:桐灰 / あずきのチカラ 目もと用
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あずきで作られた、ピロータイプのホットアイマスク。電子レンジで30~40秒温めるだけで使用できます。温めすぎると「キケン」の文字が浮かび上がる、危険防止サイン付です。適度な重みがあって心地よく、目もとにぴったりフィットします。眼球部分は温まらないようになっているのも便利です。
あずきからは天然の蒸気が出てくるので、使用後の目もとはしっとり。繰り返し250回も使用できるから、ランニングコストが掛からず経済的です。ただし、自宅などレンジがある場所でしか使用できません。低コストで目もとの蒸気浴を楽しみたい方、フィット感のあるホットアイマスクを探している方、眼球は温めたくない方におすすめです。