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何の為にある?爪の役割や特徴と爪切りの必要性

爪の役割や特徴と爪切りの必要性

そもそも爪にはどんな役割や特徴があって、またどうして定期的に爪を切り、お手入れする必要があるのでしょうか。この疑問にすぐに答えられる人は少ないのではないでしょうか。

今回は、爪の役割やその特徴をまとめ、定期的な爪切りの必要性を解説していきます。

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爪とは?特徴や役割について

爪とは?特徴や役割について

人の指や足の先にある爪。そもそも爪にはどんな特徴や役割があるのかをご存知でしょうか。

ここではこれらについて触れながら「爪」について詳しく解説していきます。

爪の役割

爪の最大の役割は、指で物をつかむときや力を入れる時の支えです。

実は人間の手や足の骨は指先まで達しておらず、爪がないと上手く力を入れることができません。そのため、爪があることで指先に力を入れることができ、細かい作業もできるようになっているのです。

また、立っているときや歩くときも指先に力を入れることが必要なので、爪がなければバランスが取れず、歩けない状態に陥ってしまいます。それほどまでに爪は重要な役割を果たしています。さらに、指先には神経が集中しているため、指先を保護する役割も担っています。

他にも、爪は「健康のバロメーター」と呼ばれており、体の栄養や血流の状態が爪を作る部分にも影響するので、爪の色や形状に表れてくることがわかっています。

爪の成分

爪は、表皮が特殊に分化して作られた「変形した皮膚」で、髪の毛と同じ「ケラチン」と呼ばれる硬タンパク質でできています。

その他、炭素、酸素、窒素、水素、脂質、ミネラルなど様々な成分によって構成されています。

爪の伸びるスピード

後述しますが、爪はある程度伸びたら切る必要があります。一般的な成人の場合、1日に0.1mm、1か月で3mmほど伸びると言われています。

一般的には、爪先から2~3mmを基準にして、それを超えたら切るようにしましょう。

ちなみに、爪の伸びるスピードは季節や年齢によっても変化し、若ければ若いほど、夏に近いほど爪は早く伸びると言われています。

>>爪切りの上手なやり方とトラブル防止方法はコチラ

爪の構造について

爪は意外かもしれませんが複雑な構造になっています。

爪の役割を知る上で併せて学んでおきましょう。

爪母基(そうぼき・ネイルマトリックス)

爪の付け根で爪根を包み込む形になっている部分で、爪の育成をつかさどっています。

血管や神経、そしてリンパ管が通っており、別名「爪の工場」とも呼ばれています。

爪根(そうこん・ネイルルート)

爪の根本のことを言います。

爪母基から生まれたばかりの爪なのでやわらかいため、剥き出しにならないように後爪郭で守られています。

爪溝(そうこう・ネイルグルーブ)

爪の通り道になっている、爪を支える溝の部分のことを言います。

爪先(そうせん・フリーエッジ)

爪が伸び、爪床よりも離れて指先から飛び出ている部分のことを呼びます。

爪床(そうしょう・ネイルベッド)

爪の外に露出している部分である爪甲と密着している皮下組織の一部のことを言います。

栄養補給のための血管、そして神経が通っています。

爪郭(そうかく・ネイルウォール)

爪甲の両側を囲んでいる皮膚のことを言います。

側爪郭と後爪郭があり、前者は爪の保護や支えとなる役割、後者は爪根のような生まれたての爪を保護する役割を担っています。

黄線(おうせん・イエローライン)

爪甲と爪先の間にある、少し黄色く見える線の部分のことを言います。

爪半月(そうはんげつ・ヌルーラ)

甘皮の近くにある、爪全体の色よりも薄い部分のことを言います。

爪根から少し成長した爪でまだやわらかく、押すとへこんだり傷がつく可能性があります。

爪上皮(そうじょうひ・キューティクル / エポニキウム)

別名「甘皮(あまかわ)」と呼ばれる、爪の見える部分のいちばん根本にある薄い皮膚のことを言います。

細菌が体内に入るのを防ぐ役割を果たしており、実は後爪郭のいちばん端の部分です。

爪下皮(そうかひ・ハイポニキウム)

爪甲と爪床をつなぐ細胞のことを言います。

これが見えるくらいまでに深爪してしまうのは危険で、また爪を長期間伸ばしていると爪先の裏につくことがあります。

爪切りの必要性

爪は伸びますので、定期的なお手入れが必要です。

当たり前のように行っている方も多いかもしれませんが、どうしてその習慣的な爪切りが必要なのでしょうか

ここからは、「爪切り」の必要性に関する3つの理由をご紹介します。

>>爪切りの上手なやり方とトラブル防止方法はコチラ

物理的なケガの防止

あまりにも爪が伸びすぎていると、相手をひっかいてしまい怪我をさせてしまう恐れがあります。

また爪が折れたり割れたりすると痛みを感じる恐れもあります。

雑菌の侵入の防止

最近では爪をネイルアートでおしゃれに飾るために伸ばしている方も多くなってきています。しかし、あまりにも長すぎる場合、雑菌の温床になってしまいます。

日本食品衛生協会『改訂食品衛生責任者ガイドブック』では、爪の長さと細菌数は比例することが指摘されています。爪の長さが0.5cm変わるごとに細菌数が増え、0.5cmと3.0cmの場合では810倍もの差があるそうです。

ただ、使っている爪切りが清潔でない場合や切りすぎて深爪にしてしまったなどの場合にも、雑菌が侵入するリスクが高まりますので注意してください。

身だしなみ・マナー

意外にも手、もっと言うと爪は他人から見られているものです。せっかくおしゃれをしていても、爪のお手入れをおろそかにしていると全てが台無しになってしまいます。清潔感に欠けていると判断されることもあるかもしれません。

一般には、爪先から2~3cmほど残した状態が良いとされています。

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