メンズ香水の香料による分類
メンズの香水に限らず、香水は香料を元に作られます。香料とは香水だけでなく、様々な製品への香りづけをするために使われるものです。ここでは香水に使われる「フレグランス」に分類される香料を分類ごとに紹介します。
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天然香料から作られるメンズ香水
植物性香料で作られるメンズ香水について
天然香料は自然界に存在する天然の素材を由来とした香料です。その天然香料をさらに分類した時の一つめが植物性香料となります。植物性香料はその名の通り、主に植物から抽出することが出来ます。葉っぱや果実、木皮や樹脂、花やコケからも抽出します。
特徴としては抽出できる量が限られているために値段が高くなりやすいという点です。さらに天然由来のため環境にされやすく供給が不安定という点も挙げられます。しかし抗ウィルス作用なども期待できるなど大きなメリットもあります。ゲランからは天然植物性香料を使ったメンズ香水も販売されており非常に人気の香水です。
動物性香料で作られるメンズ香水について
天然香料には植物性以外にも動物由来のものがあります。それが動物性香料です。動物性香料は動物の生殖腺分泌物から抽出されます。植物性香料が非常に多くの素材から採取できるのに比べ、動物性香料は非常に少なくなっています。
現在では、ムスク、シベット、アンバーグリス、カストリウム、ジャコウネズミの5種のみです。それらも動物保護などの観点より抽出はほとんどされておらず合成香料への代替が進んでいます。動物性香料(合成香料含む)はそれ単体だと癖の強いニオイとなります。しかし植物性香料とブレンドすることでセクシーな雰囲気をつくることが可能なメンズ香水となります。
合成香料から作られるメンズ香水
合成香料で作られるメンズ香水について
合成香料とは天然香料と違い、人工的に作られる香料のことを言います。これは自然に存在する香りを分析しそれに似た香りを合成することによって作られます。前述の通り、今現在動物性香料の天然採取は非常に難しいため、香水を作るには合成香料に頼ることになります。
作り方としては天然性香料と同じ構造のものを人工的に作り出すか、もしくは存在しないものを今あるものによって合成する方法があります。合成香料から作られた香水は天然香料由来に比べると値段が安く手に入れやすいのが特徴です。もちろん香水のブランド価値なども加味されるので一概には言えませんがそのような特徴があります。メンズ香水に人気のムスク系の香りを表現するには動物系の合成香料が不可欠です。
単離香料で作られるメンズ香水について
単離香料とは、合成香料の一種です。一般的な合成香料が天然香料に似せて作られるのに対して、単離香料は天然の素材を用いて成分の一部を分離させてつくる香料のことを指します。
これらは化学的な合成とは違った方法により抽出されるものの、合成香料として扱われています。メンズ向けの香水にもこの単離香料がブレンドされた商品があります。アルデヒドをブレンドしたフローラル系の香水などは人気の商品となっています。