裏表や上下は合ってますか?マスクの正しい着け方
日本の冬の風物詩にもなっている「マスク」。風邪やインフルエンザの予防のために多くの人が日常的にマスクをつけています。しかし、ある調査によると、日本人の70%の人がマスクを間違って着けているそうです。
そこで、実は知らない人も多いマスクの上下や表裏など「マスクの正しい着け方」についてご紹介します。
スポンサーリンク
70%以上の人がマスクを間違って着けている
近年では日常的にマスクをつけている人も増え、もはやマスクは日本の冬の風物詩にもなっています。家庭用マスクの生産数は1年で20億枚以上と言われており、日本人にとって無くてはならないものになっています。
しかし、マスクにも上下や表裏があることはご存知ですか?あるメーカーの調査によると、実に70%以上の人がマスクを正しく着けられていなかったという調査結果が出ています。
そこで、マスクを着けて風邪やインフルエンザの予防などの「正しい効果」を得られるように、マスクの正しい着け方についてご紹介します。ここでは最も一般的な家庭用マスクである「プリーツマスク」の正しい着け方についてご紹介します。
マスクの表裏の見分け方
まずはマスクの表裏についてご説明します。プリーツマスクには明確に「表」と「裏」があります。この表裏を間違えると、プリーツの中にウイルスや花粉が溜まって逆効果になる可能性があります。ですので、マスクの表裏は必ず確認するようご注意ください。
見分けるポイントは2点あります。1つは、耳にかけるゴムの取り着け面を確認することです。ほとんどのマスクは外側にゴムが取り着けられていますので、ゴムの取り着け面を見れば一目瞭然です。
しかし、このポイントはメーカーによっては必ずしもそうではないので、もう1点確認する必要があります。それは「プリーツの向き」です。プリーツ、つまりマスクのヒダが下向きになっている面が外側、つまり表面となります。
この点は全てのプリーツマスクに共通していますので、このポイントを押さえておけばマスクの表裏で間違えることはありません。
マスクの上下の見分け方
次にマスクの上下の見分け方についてですが、こちらは簡単です。鼻周りの隙間を調整するための針金が付いている方が「上」です。上下を間違えるとマスクと顔の隙間が大きくなるので、マスクの効果が半減します。針金の付いている方が上と、覚えておきましょう。
マスクの正しい着け方
マスクの上下と表裏についてご説明しましたが、マスクにも正しい着け方・順序というものがあります。正しい着け方をしていなければマスクの効果は半減してしまします。マスクの正しい着け方を以下でご紹介しますので、参考にしてみて下さい。
- マスクをつける前に手を洗う。
- マスクの表裏・上下を確認。
- マスクの口に当たる部分に触れないように、マスクを顔に装着する。
- 針金を鼻に当て、鼻をつまむように調整する(出来るだけ隙間がなくなる様に)
- マスクを広げて、顎の先まで覆う(広げ過ぎて頬に隙間が出来ない程度に)
- 鼻・頬・アゴの隙間を無くすように押さえる。
以上がマスクの正しい着け方です。マスクは正しく着けてもウイルスの除去効果は40%程度と言われています。残りの60%は顔とマスクの隙間から入ってしまいます。正しく着けられないとこの効果はさらに下がりますので、マスクの正しい着け方は非常に重要です。
外す時も注意!マスクの正しい外し方
マスクには正しい着け方があることは前述した通りですが、実は外し方にも注意が必要です。マスクには1日分のウイルスや雑菌、ホコリ、花粉などがびっしりと付いています。不用意に適当に捨てて良い物ではありません。マスクを正しく外さないと、手や口にウイルスが付着したり、家の中にウイルスをまき散らすことにもなりかねません。
そこで正しいマスクの外し方についてご紹介しますので、参考にしてみて下さい。
- マスクはヒモ部分を持って外す(プリーツ部分には極力触れない)
- マスクは袋に入れて密封して捨てる(もしくは蓋つきのゴミ箱へ)
- マスクを外したら手をしっかりと洗う
この3点を守ることがマスクの正しい外し方です。マスクの効果を最大限得られるように、正しい着け方と外し方は最低限覚えておいてください。