PM2.5対策におすすめのマスクと正しい選び方
近年日本を始め世界中の国で問題となっている「PM2.5」。深刻な健康被害を及ぼす危険性のある物質であり、年々PM2.5の深刻さが増しておりその対策に迫られています。
そこで、PM2.5対策としてのマスクに注目し、効果的なマスクの条件とおすすめのPM2.5対策マスクについてご紹介します。
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PM2.5とは?
近年日本でも話題になっているPM2.5。危険性が叫ばれていますが、そもそもPM2.5とは何かご存知ですか?
PM2.5とは粒子状物質の1つであり、日本では微小粒子状物質とも呼ばれている物質です。粒子状物質は人の呼吸器系に沈着し、健康被害を及ぼす物質であり、その粒子の大きさによって健康への影響が異なるという特徴を持っています。
PM2.5は粒子状物質の中でも特に粒子が小さい物質であり、粒子の大きさが2.5㎛以下の粒子を指します。PM2.5は子状物質の中でも特に健康被害の危険性が高く、世界的に削減の対策が叫ばれています。
アメリカやEU、WHOを筆頭に世界各国でPM2.5濃度の基準値を定めており、一部の先進国では削減に成功しています。
PM2.5の悪影響
PM2.5は粒子の大きさが非常に小さな粒子状物質ですので、肺の奥深くまで入り込みやすいという特徴があります。そのため、気管支炎やぜんそく等の呼吸器系疾患や循環器系疾患のリスクを高める可能性が高いと言われています。
特に呼吸器系や循環器系の持病がある人や、子供やお年寄りなどの免疫力の低い人は影響を受けやすく、細心の注意が必要です。また、呼吸器系疾患や循環器系疾患まで至らなくても、頭痛や花粉症の悪化など悪影響も非常に大きいと言われています。
世界保健機関(WHO)は、粒子状物質の濃度を70μg/m³から30μg/m³に減らせれば、世界中の大気汚染による死亡者を15%減らすことが出来ると発表しています。
PM2.5が危険な季節
日本国内だけで見れば、実はPM2.5の濃度は年々低下傾向にあります。これはこれまで取り組んできた工場などからのばい煙発生施設の規制、自動車排出ガス規制が効果を出していると推測できます。
しかし、発展途上国を中心にPM2.5濃度が深刻化している国も多く、日本も他人事ではありません。季節風に乗って日本にも運ばれてくるからです。
また、PM2.5濃度には季節による変動もあり、日本では特に3月から5月にかけて濃度が上昇する傾向にあります。それに加え、春先には黄砂も飛来するので、特に注意が必要な季節となります。PM2.5対策のためにマスクをストックしておくなら、この辺りを加味して3ヶ月分は最低でも備蓄しておきたいところです。
PM2.5の濃度は地域差もありますので、お住まいの地域のPM2.5濃度を調べたい時は以下のサイトが便利ですので、覗いてみて下さい。
PM2.5に効果的なマスクの条件
PM2.5対策としてマスクを利用している方は多いと思います。しかし、PM2.5対策としては有効なマスクとあまり効果を期待できないマスクがあります。そこで、PM2.5対策として有効なマスクの条件についてご紹介します。
普通のマスクは効果なし?
普通のマスクでは、PM2.5対策としてはあまり効果的ではありません。なぜなら、PM2.5は非常に粒子の細かい物質ですので、普通のマスクではフィルターを通過する可能性が高いからです。
ですので、PM2.5対策としてのマスクを選ぶのであれば、PM2.5の非常に小さな粒子をキャッチできる能力を持ったマスクを選ぶ必要があります。
PM2.5には「N95」「DS2」マスクが効果的
結論から申し上げると、PM2.5対策のマスクには「N95」か「DS2」の規格をクリアしたマスクを選べば問題ありません。これらの規格はそれぞれアメリカと日本の防塵マスクの規格であり、0.1~0.3μmの微粒子を95%以上除去出来る性能を有したマスクであることを表しています。
もちろん、より上位の規格である「N99」や「N100」でも問題ありませんが、非常に価格が高くなるので現実的ではありません。この「N95」規格のマスクはウイルスの飛沫が多い病院でも使用されている信頼性の高いマスクです。
問題点としては、「N95」マスクは価格が高く、隙間を開けないような付け方やチェックが手間ですので、敬遠される方も少なくないと思います。もちろん、これらの規格でなくてもPM2.5対策として有効なマスクはあります。
しかし、マスクの規格として有効性が確認できるものは他に無いのも事実です。ですので、メーカーがPM2.5に効果的と謳っていても効果がない粗悪なものもあります。ですので、信頼出来るメーカーのマスクか、心配なら「N95」か「DS2」の規格をクリアしたマスクを選ぶことが重要です。
おすすめPM2.5対策マスク
ここではおすすめのPM2.5対策マスクをご紹介しますので、PM2.5対策マスク選びの参考にしてみて下さい。また、ご存知かとは思いますが、マスクはPM2.5を完璧に防ぐことは出来ません。
フィルター部分でPM2.5を大部分防ぐことが出来ても、正しく装着してもどうしても隙間が生まれます。もちろん付けないよりは付けた方が対策としては有効ですが、過信しすぎないことが重要です。PM2.5濃度が高い時は不要不急の外出は避けるようご注意ください。
おすすめの使い捨てPM2.5対策マスク
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おすすめの使い捨てPM2.5対策マスクは、防塵マスクや防毒マスクの専門メーカー「重松製作所」のDS2規格国家検定合格マスクです。優れた粒子状物質除去能力を有したマスクであり、国家検定によってその能力は証明されています。
普通のマスクよりも少しお高いですが、非常に安心感が高く信頼のおけるマスクです。PM2.5対策としてはもちろん、火山灰対策や放射性物質対策としても人気の高いマスクです。
おすすめの繰り返し利用可能なPM2.5対策マスク
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おすすめの再利用可能なPM2.5対策マスクはピッタリッチマスクです。0.1㎛の微粒子を99%捕集する性能を備えた高性能マスクであり、ウォールストリートジャーナルでも取り上げられた世界で話題のマスクです。
繰り返し使えるのが最大の魅力であり、手洗いで約100回再利用が可能です。しかし、補修能力は何らかの規格を満たしている訳ではなく、メーカーの発表ですので、注意が必要です。