自分好みが見つかる!マスカラの種類と上手な選び方
アイメイクをする上で欠かすことの出来ないマスカラは、様々なタイプの製品が発売されています。新製品も次々に出るため、選ぶ際に迷ってしまう方もいることでしょう。
マスカラの選び方としては、メイクの仕上がりだけでなく持続性や落としやすさもポイントになります。その日の予定や、肌とまつ毛のコンディションなどを考慮して、目的に合うマスカラを選ぶことが大切です。
今回は自分好みが見つかる、マスカラの種類と上手な選び方をご紹介します。
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マスカラの選び方のポイント
まつ毛を長くみせたり、ボリュームをアップさせてくれるマスカラですが、選ぶタイプによって目元の印象が大きく変わってきます。
女性らしさを演出する長いまつ毛やボリュームのある華やかなまつ毛など、まつ毛を変えるだけで顔の印象に違いを与えることができます。
マスカラを選ぶ際には効果だけでなく、落ちづらさに注目するという方も多いでしょう。特にメイク直しをするタイミングがなかなかとれない日や汗をかく夏場などには、できるだけ落ちづらいマスカラを選びたい人も多いと思います。
たくさんの製品が発売されていますがどんな製品でもよいというわけではありません。
元々のまつ毛の状態も人それぞれですから、自分のメイクやまつ毛に合わせてマスカラを選ぶ必要があります。メイク後の顔の印象やその日の予定、まつ毛の健康状態などを考えながら、自分の目的にあうマスカラを選ぶようにしてください。
マスカラの上手な選び方
マスカラの選び方としては、自分のなりたい顔へ導いてくれる効果とアイメイクのキープ力と関係する落ちやすさの2つの選び方があります。
ナチュラルメイク用のマスカラを選ぶ場合には効果、まつ毛に優しいマスカラを選ぶ場合には落ちやすさというように、目的にあわせて選び方も選択してください。
ここからは、効果別の選び方と落ちやすさ別の選び方を紹介していきます。効果と落ちやすさのどちらかに注目して、上手にマスカラを選んでいきましょう。
効果別:マスカラの選び方
マスカラをメイクの効果別に分類すると、以下の3タイプに分けることができます。
- ロング:まつ毛を長く見せる効果の期待できるマスカラ
- カール:まつ毛のカールをキープする効果の期待できるマスカラ
- ボリューム:まつ毛を太く濃く見せることで、ボリュームをアップしてくれるマスカラ
効果についてはタイプの名前から、まつ毛を長く見せたりボリュームをアップさせると想像できることでしょう。しかし、まつ毛を長く見せることでどのような印象を与えることができるのかということや、どんなメイクに向いているのかは知らないという方もいらっしゃるかと思います。
それぞれのマスカラの効果や特徴などをご説明していきますので、効果でマスカラ選びをしたい方は参考にしてください。
ロング
ロングタイプは名前の通り、マスカラをつけることでまつ毛を長く見せてくれる効果が得られるタイプです。元々ある自分のまつ毛にマスカラに含まれる繊維を付着させることで、違和感を与えずに長く美しいまつ毛へと導いてくれます。
まつ毛のボリュームや太さは変えずに自然に長くしてくれるので、繊細な印象を目元に与えることができます。繊細な大人の女性のメイクを目指したい方や、ナチュラルメイクに使えるマスカラを探している方にはロングタイプがおすすめです。
1度塗った際のつけ心地は軽いのですが重ね塗りをするとやや重くなり、まつ毛のカールがとれやすくなってしまいます。カールをキープしながら長さを出すには、根元から持ち上げるように伸ばしていくのではなく、根元からつけるのは最初のみにし毛先を伸ばすようにつけていくとよいとされています。
カール
カールタイプはまつ毛のカールをキープする効果が優れたマスカラとなっています。時間が経ってもビューラーでカールさせた後のような、上向きにカールしたまつ毛へと導く効果が期待できます。
まつ毛を上向きにカールさせることで、目元がぱっちりとした印象を与えてくれます。ぱっちりとした目元が印象的な可愛らしいメイクを好む方や、時間が経つと湿気などによりまつ毛のカールが取れてしまうという方は、カールタイプがおすすめです。
カールタイプのマスカラはカールをキープしてくれる以外にも、ダマになりづらいという特徴があります。マスカラは使い慣れないうちはダマになりやすく、ダマになるとまつ毛の見栄えもよくありません。そのため、マスカラに慣れていないメイク初心者の方にもカールタイプはおすすめとなっています。
ボリューム
ボリュームタイプのマスカラは、粘度の濃いやや重めのマスカラ液をまつ毛にまとわせることで、細いまつ毛も太く濃いボリュームのあるまつ毛へと導いてくれます。1本1本のボリュームを補ってくれるので、まつ毛全体のボリュームも多く見せることができます。
太さと濃さのあるまつ毛は、目元にくっきりとした華やかな印象を与えてくれます。目力の強いくっきりとした印象的な目元を演出し、目を大きく見せたいという方や、まつ毛の量が少ないという方には、ボリュームタイプのマスカラがおすすめです。
ボリュームを出せることが魅力ですが、粘度の濃いマスカラ液のためダマになりやすいことも特徴です。重いマスカラ液はまつ毛の根元にたまりやすく、時間が経つと皮脂と水分でにじみパンダ目になってしまうこともあります。
マスカラを塗る際にはダマになるのを防ぐために、重ね塗りの前にコームでとかすなどの対策をするといいでしょう。メイクを直すときにはマスカラを重ねるだけでなく、根元についている余分なマスカラを乳液をつけた綿棒でふき取るなど、根元にも気を配るようにしてください。
落ちやすさ別:マスカラの選び方
マスカラを落ちやすさで選ぶ場合には、以下の3つのタイプから選ぶことができます。
- ウォータープルーフ:水に強く、カールのキープ力もあり化粧持ちのよいタイプだが、皮脂に弱い
- スマッジプルーフ:皮脂に強くお湯で簡単に落とせるが、水にやや弱くカールのキープ力も低い
- フィルムタイプ:水と皮脂に強くお湯で簡単に落とせるが、ポロポロ剥がれ落ちやすくカールのキープ力も低い
つけている間にマスカラが落ちてきてしまうのは困ると考え、落ちづらい製品を選ぶという方も多いでしょう。しかし、落ちづらいマスカラはクレンジングでの負担もかかるため、落ちやすいマスカラを選びまつ毛への負担を減らすことも、まつ毛の状態によっては大事なことです。
3タイプそれぞれの化粧持ちのよさなどのメリットから、適さない場面やまつ毛への負担といったデメリットまで解説していきます。メリットだけでなくデメリットも参考にして、自分に合うマスカラを選ぶようにしてください。
ウォータープルーフ
ウォータープルーフとは水を防ぐという意味をもち、ウォータープルーフタイプのマスカラは水に強いことが特徴です。プールなどで活躍するだけでなく、日常生活でマスカラが落ちてしまう原因の1つには汗や涙といった水分があるため、水に強いウォータープルーフタイプは化粧持ちもよいとされています。
また、ウォータープルーフタイプはまつ毛のカールをキープしてくれる効果も高くなっています。汗をかいても化粧持ちがよく、くるんと上向きにカールしたまつ毛をキープしてくれるため、はっきりとしたアイメイクを好む方にはウォータープルーフタイプがおすすめです。
デメリットとしては皮脂に弱いということと、化粧持ちがよいため落としづらいということが挙げられます。ウォータープルーフタイプは皮脂で滲んでしまうため、皮脂の多い肌質の方が使用するとこまめにメイク直しをする手間がかかってしまいます。
メイク落としの際に落としづらいことは時間がかかるというデメリットだけでなく、まつ毛への負担をかけてしまう恐れもあります。綺麗に落とそうと擦ってしまうとまつ毛が切れたり抜けてしまうこともあるので、クレンジングでは落ちづらい場合には専用のリムーバーを使い擦らないよう注意して落としてください。
スマッジプルーフ
スマッジプルーフはにじみを防ぐという意味があり、特徴としては皮脂に強いことが挙げられます。マスカラが滲んでしまう原因は水分だけでなく皮脂にもあり、ウォータープルーフタイプでは目元が滲んでしまうという皮脂が多めの肌質の方には、スマッジプルーフタイプのマスカラがおすすめです。
もう1点特徴的なのが、スマッジプルーフタイプのマスカラはお湯で落とすことができるということです。メイク落としにかかる時間が短縮でき、お湯で簡単に落とせるのでクレンジングの際のまつ毛への負担も軽減し、まつ毛を労わりながらメイクを楽しむことができます。
しかしスマッジプルーフタイプにもデメリットはあり、水分や汗に弱い傾向があるため温水プールや汗をかきやすい夏場は、マスカラが落ちやすいとされています。日常生活でもまつ毛に触れるとマスカラが剥がれてしまうことがあり、落ちやすさはメリットでもありますがデメリットにもなっています。
また、ウォータープルーフタイプと比べると、スマッジプルーフタイプはカールのキープ力がやや劣るとされています。このような特徴から、スマッジプルーフタイプはまつ毛が元々カールしている方や、皮脂が原因の化粧崩れを起こしやすい方で、メイク落としのしやすいマスカラを求める方におすすめです。
フィルムタイプ
フィルムタイプのマスカラは薄い膜を意味するフィルムという名前の通り、乾くとフィルムを形成しまつ毛をコーティングしてくれるマスカラです。形成するフィルムは耐水性のものとなっており、水分や皮脂に強くにじみづらいことが特徴です。
水分には強いのですがお湯で簡単に落とすことができる落ちやすさも特徴となっており、メイクを落とす際のまつ毛への負担を軽くすることができるとされています。マスカラがにじみパンダ目になりやすいけれど、まつ毛への負担の少ない落ちやすいマスカラを探している方にはフィルムタイプがおすすめです。
ただ、スマッジプルーフタイプと同様にフィルムタイプの落ちやすさも、メリットであると同時にデメリットにもなっています。温水プールや海水温が高めの夏の海などでは落ちてしまうことがあるほか、メイク中にポロリと落ちてきてしまうこともあるとされています。
カールのキープ力についてもデメリットとなっており、ウォータープルーフタイプと比べるとカールのキープ力が低い製品が多くなっています。日常的にはまつ毛のことを考えフィルムタイプを使い、大事な場面ではカールのキープ力の高いマスカラを使うなど、場面によって使い分けるといいでしょう。