マスカラとは?特徴と効果について
くるんと上向きにカールしたまつ毛や、太くボリュームのあるまつ毛など、理想のまつ毛へと導いてくれるマスカラは、今やアイメイクの必需品となっています。シーンやメイクによって使い分け、数本を常に持ち歩くという方も多いことでしょう。
そんなマスカラは、いつ誰が開発したものかご存知でしょうか。また、目元の印象を変えてくれるよい効果もありますが、マスカラを使うことでまつ毛にどのような影響があるのかも知っておく必要があります。
今回はマスカラの特徴と効果について解説していきます。
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マスカラについて
マスカラは1913年にアメリカで、メイベリンの創立者でもあるトーマス・L・ウィリアムズによって開発されました。まつ毛を濃く見せることで妹の恋が成就するよう応援する兄の心が作り出したマスカラは、現代でも女性の目元を魅力的に見せるコスメとして普及しています。
語源
マスカラは英語でマスカラを意味する「mascara」を由来とする、外来語です。語源は諸説ありますが、イタリア語で覆うという意味をもつ「maschera」が語源といわれています。
mascheraはマスカラだけでなく、英語で仮面を意味する「mask」の語源ともされています。仮面で顔を覆うことでいつもと違った表情を見せることができ、マスカラもまつ毛を覆うことで仮面をつけたように異なる印象を目元に与えてくれることから、同じ言葉が語源となったと考えられています。
マスカラの効果
マスカラをまつ毛に塗ることでまつ毛を長く見せたり、濃く見せることができます。まつ毛の見せ方を変えることで目元にもマスカラを塗る前とは違った印象を与えることができ、マスカラのタイプによって以下のような効果が期待できます。
- ロングタイプ:まつ毛を長く見せ、目元に女性らしい繊細な印象を与える効果
- カールタイプ:まつ毛のカールをキープし、ぱっちりとした可愛らしい目元を演出する効果
- ボリュームタイプ:まつ毛を太く濃く見せることでボリュームをアップし、華やかな目元へ導く効果
使うマスカラのタイプによって効果が異なり、目元の印象を変えることができます。仕事やパーティーなど場面によってメイクの仕方も変えるときには、マスカラのタイプごとの効果も考えて場面にあうマスカラを選ぶといいでしょう。
マスカラがまつ毛に与える影響
アイメイクに欠かせないマスカラですが、まつ毛に直接塗るため使い方によってはまつ毛に負担を与えてしまい、影響を及ぼす可能性があります。マスカラによるメイクの効果も大事ですが、自分のまつ毛の健康にも配慮しながらマスカラを使うようにしましょう。
毛が細くなる
マスカラによるまつ毛への影響としては、まつ毛が細くなることが挙げられます。まつ毛が細くなってしまうと、以下のようなまつ毛のトラブルが起こる可能性があるとされています。
- まつ毛が抜けやすくなる
- ビューラーを使用した際に、まつ毛が切れる
まつ毛が抜けたり切れて短くなることで、目元の印象も寂しげなものとなります。抜けて少なくなったまつ毛を補うためにボリュームタイプのマスカラを重ね塗りしたり、短くなったまつ毛を長く見せるためにロングタイプのマスカラの重ね塗りをすると、まつ毛に負担を与えてしまう恐れがあります。
マスカラの影響でまつ毛が細くなってしまわないように、まつ毛が細くなる原因を理解し、日ごろからまつ毛のケアを心がけるようにしてください。
>>まつげ美容液の効果的な使い方と注意点について詳しくはコチラ
毛が細くなる原因
マスカラの影響でまつ毛が細くなってしまう原因としては、主に以下の4つが考えられます。
- 長時間マスカラを塗っている状態が続いている
- 重ね塗りをしている
- 落とす際にまつ毛を擦っている
- 落としきれずまつ毛に残ってしまう
仕事や長時間の外出などの際にはメイクをしている時間も長くなり、マスカラを塗っている状態も長く続きます。長時間マスカラを塗った状態が続くとまつ毛への負担も大きくなり、まつ毛が細くなってしまう原因にもなります。
まつ毛をより長く見せたり、しっかりとマスカラ液をつけるためにマスカラを重ね塗りをするという方は多いかと思います。しかし、マスカラの重ね塗りをするとマスカラ液による影響だけでなく、しっかりとついたマスカラ液を落とす際のクレンジングによる影響も受けることになり、まつ毛にとって負担となると考えられています。
マスカラは塗っている間だけでなく、落とす際にもまつ毛に負担をかけるとされています。マスカラをきちんと落とすためにクレンジングの際に擦ってしまうとまつ毛にダメージを与えてしまいますし、擦った際にまつ毛が抜けてしまう可能性もあります。
擦らないように気をつけて優しくクレンジングをすると、落ちづらいマスカラは落としきれずにまつ毛に残ることがあります。まつ毛に残ったマスカラはまつ毛の負担となるとともに、目の周りの皮膚の色素沈着の原因にもなるため、マスカラがきちんと落ちたかクレンジング後にチェックするようにしましょう。
負担を減らすためには
まつ毛への負担を減らすためには、擦らないようにすることが大切です。毎日のクレンジングの際にもまつ毛やまぶたを擦らないように気をつけながら、負担をかけないよう優しく落とすようにしてください。
特に水に強く落ちづらさが特徴のウォータープルーフタイプのマスカラは、通常のクレンジングではなかなか落ちないことがあります。落とすために強く擦るとまつ毛への負担も大きくなるので、落ちづらいマスカラは専用のリムーバーを使うといいでしょう。
その日の予定や気候にあわせて落ちづらいウォータープルーフタイプではなく、お湯で落とせるスマッジプルーフタイプやフィルムタイプのマスカラを使ったり、マスカラを使わない日を設けまつ毛を休ませてあげるのも、まつ毛の負担を減らすのに効果的とされています。
マスカラを効果的に使いまつ毛を美しく見せるためにも、まつ毛にかかる負担を減らし健康的なまつ毛を維持することは大切です。擦らないように気をつけながら丁寧にクレンジングをし、クレンジング後はマスカラがきちんと落ちたか確認するようにしましょう。