唇が腫れる原因と正しいリップケアの方法
唇の腫れにはもちろん原因となるものがあります。原因を知ることによって対策や予防をすることができますし、どういった対処をすればいいかも重要になってきます。症状を悪化させない為にも、ここでは唇が腫れる原因と正しいリップケアの方法を紹介します。
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唇が腫れるのは病気?
唇が腫れたからといってすべて病気というわけではありません。しかし唇が腫れる病気もあります。
- 口唇ヘルペス
- 帯状疱疹
- 口唇炎・口角炎
- クインケ浮腫
唇の腫れに加えて痛みや痒みを伴う場合は、「口唇ヘルペス・帯状疱疹・口唇炎・口角炎」の可能性があります。唇の腫れだけでなく、赤や白のぶつぶつや水ぶくれができたりした場合は口唇ヘルペス・口唇炎・口角炎の可能性が高いです。
クインケ浮腫は血管神経性浮腫とも呼ばれ、傷みや痒みがない特徴を持っています。血管神経が興奮することによって引き起こる病気です。再発しやすい特徴もあるので、度々唇が腫れてしまう場合は病院に行くことをおすすめします。
唇が腫れる原因
まず唇が腫れる原因を知っておきましょう。原因を排除することで対策することができますし、また唇が腫れないように予防することができます。
外的刺激
外的刺激には様々なものがあります。すべて完璧に対策することは難しいですが、どういったことが刺激になっているか知るだけでも予防に繋がります。
- 唇を舐める、誤って噛んでしまう、手でこする
- リップクリームの成分、塗りすぎ
- 紫外線
- 虫刺され
など。
外的刺激は生活の様々な場面で起こり得ることですが、気づかないうちに刺激になってしまっているものもあります。
特にリップクリームを塗ることが刺激になっていると思っている人はあまりいないのではないでしょうか。だから塗りすぎには注意する必要があります。リップクリームの成分が刺激を与えている場合だけでなく、リップクリームを塗る時の摩擦によって唇にダメージを与えているケースもあります。
外出時の紫外線にも注意です。唇は皮膚が薄いので、唇が日焼けすることによって腫れてしまう場合もあります。
ストレス
極度のストレスによって唇が腫れる場合もあります。ストレスが唇の腫れの直接的な原因になることはあまりありませんが、アレルギーを引き起こしたりしやすくなってしまいます。
胃の調子が悪くなるなど、内臓に影響を与えて唇に症状が出る場合があります。特に唇は胃腸の調子が悪いと症状が出やすい部分です。
免疫力の低下
疲れなどによって免疫力が低下すると、上述した唇を腫れさせてしまう病気を引き起こしやすくなったりします。免疫力が落ちるとキスなどによっても感染しやすくなってしまいます。免疫力が低下すると唇の問題だけではなく、風邪を引きやすくなったり様々な問題を引き起こしてしまうので、十分に食事と休養を取るようにしましょう。
アレルギー
唇の腫れはアレルギーが原因の場合もあります。特にリップクリームに含まれている成分がアレルギーを引き起こしている場合があります。メントールが入っているリップクリームでがアレルギーになってしまう場合や、使っている植物オイルが原因になっている場合もあります。
オーガニックのリップクリームもありますが、オーガニックリップだからといってアレルギーにならないわけではなく、香料として使用している精油にも注意が必要ですので、リップクリームにどういう成分が入っているか確認するようにしてください。
アレルギーはなにもリップクリームだけではありません。ラテックスアレルギー(天然ゴム)や果物がアレルギーになる場合もあります。果物では以下のものがアレルギーになる場合が多いのでリップクリームの香り付けに精油を使用している場合は注意してください。
- キウイ
- アボカド
- メロン
- 桃
- バナナ
唇が腫れた時の対策
腫れてしまうとリップクリームを塗ったりする人がいますが、リップクリームによっては腫れを悪化させてしまう場合があるので注意が必要です。
唇が腫れている場合は殺菌作用のあるものが有効なので、ハチミツや緑茶、レモンが効果的です。
おすすめとして自宅でも簡単に対策できるのが「ハチミツをワセリンに混ぜて塗る方法」です。ワセリンは天然素材なので唇を刺激することがないものですし、ハチミツは殺菌効果と保湿効果に優れている特徴を持っています。
実際にリップクリームはハチミツ成分を含んでいるものもありますが、他にも様々な成分が入っている場合があります。そういう意味で自分でワセリンとハチミツを混ぜて塗る方法が安全性の面で確実です。
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病院に行くなら何科がいいの?
唇が腫れてしまったら病院に行こうと思う人も少なくないと思いますが、何科に行けばいいかわからない時ってありませんか?
基本的には唇の外側が腫れていたら皮膚科、唇の内側に問題がある場合は口腔外科に行くようにしましょう。そこから何が原因になっているかによって他の科へ誘導される場合もありますが、概ね問題ありません。
場合によっては内科や耳鼻科で診察してくれることもあるので、症状がひどかったりどうしても心配な場合は、まずは診察してもらうことが大切です。