唇の皮が剥ける原因と正しいリップケアの方法
乾燥や荒れによって唇の皮が剥けたことがある人も多いのではないでしょうか?原因や対策を理解していないと間違った治し方をしてしまい、余計悪化させてしまう可能性があります。
そうならない為に、ここでは唇の皮が剥ける原因と正しいリップケアの方法を紹介します。
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唇の皮が剥けるのは病気?
唇の皮が剥けること自体は病気のような大袈裟なものではありませんが、唇の皮が剥け続けることは病気の可能性があります。
剥脱性口唇炎という病気があり、上述したように唇の皮が剥がれ続ける病気で、かさぶたなどができてしまうので見た感じはわかりやすいと思います。まず唇の皮が剥がれるのがなかなか治らなかったり、かさぶたができてしまっている場合はすぐに皮膚科へいくようにしましょう。しかし原因がわからないのが剥脱性口唇炎の特徴でもあり、違う科でも検査などをする場合があるようです。
剥脱性口唇炎の疑いがある場合は、とにかくすぐに皮膚科へ検査してもらうようにしてください。よくわからないままリップクリームなどを塗ったりしてしまうと、かえって症状を悪化させてしまうこともあります。
病気ではなく一時的に唇の皮が剥けてしまっている場合は原因を把握し対策する必要があるので、以下で解説していきます。
唇の皮が剥ける原因
唇の皮が剥ける原因は様々な可能性が考えられます。大きくわけて4つ原因があるのでそれぞれの原因を紹介していきます。
- リップクリーム
- 乾燥
- 食生活
- ストレス
リップクリーム
リップクリームには多かれ少なかれ唇に刺激を与えてしまう成分が含まれています。わかりやすいものだとUVカット成分です。UVカット成分は紫外線から唇を守ってくれる反面、唇にとって刺激となり得る成分です。
リップクリームは塗ればいいというものではないので、シーンに合わせて使い分ける必要があります。例えば紫外線対策が必要ない寝る前は、UVカット成分が入っていないリップクリームや刺激が少ない成分で構成されているオーガニックリップクリームなどを選ぶ必要があります。アレルギーがないかにも注意しましょう。
必要以上の量や頻度でリップクリームを塗るのも注意が必要です。必要以上してしまうと、逆に唇に刺激を与えてしまうからです。
乾燥
唇は汗腺や皮脂腺がないので皮脂膜を作ることができません。皮脂膜があると唇の水分が蒸発するのを抑えてくれるのですが、それができないわけです。なので他の部分に比べて乾燥しやすいんです。皮膚自体が薄いので水分を留めておく力も弱く、薄い分、風や紫外線など外的要因で乾燥してしまう場合が多いです。
また、乾燥して唇を舐める行為もやめましょう。余計に乾燥させることになってしまいます。
食生活
胃に負担がかかってしまうと唇の荒れや乾燥の原因になってしまいます。食べ過ぎや辛いものなどの刺激物には注意するようにしてください。
負担だけではなく、栄養バランスの良い食事を心掛けてください。特にビタミンB2不足は唇の乾燥を進ませ、皮が剥ける原因になります。
ストレス
ストレスも唇に良くありません。疲労や喫煙などによってストレスがかかってしまうと、胃の調子を悪くしてしまいます。それに加えて肝機能の低下によって唇が乾きやすくなってしまうわけですね。
喫煙は完全に自己責任なのでなんともいえませんが、疲労が溜まっている時はしっかり休むようにしましょう。免疫力も低下してしまうので病気にもかかりやすくなってしまいます。
唇の皮が剥けた時の治し方
原因はわかったけどすぐに治したい人もいるかと思います。リップクリームを何回塗っても治らなかった経験がある人も少なくないのではないでしょうか。
そこですぐにできる唇の皮が剥けた時の治し方について紹介していきます。
ワセリンが有効
唇の皮剥けにはワセリンが非常に有効です。ワセリンを使った治療法を紹介するので実践してみてください。
- ワセリンを朝と夕方、ご飯後ごとに塗る。
- グロスは禁止。口紅はワセリンと混ぜると良い。
- リップクリームは基本使わない。特にUVカット成分が入っているリップクリームは厳禁。
- もし上記のリップメイクをしたらオリーブオイルで落とす。
以上のポイントを抑えた上でワセリンを中心に塗るようにしてください。もちろん刺激があるものを塗ったり、手でこすったりしないように注意が必要です。
唇の皮が剥けない為の対策
原因や治し方ももちろん重要ですが、唇の皮が剥けないように普段から対策していれば問題ないですよね。
いくつか対策を紹介していくのでぜひ参考にしてみてください。
自分にあったリップクリームを選ぶ
普段使うリップクリーム選びは非常に重要なポイントです。普段から使うものだからこそ、自分に合っているリップクリームを選ぶ必要があります。注意する点としては
- UVカット成分が刺激が強い。
- アレルギーがあるかどうか。
主にこの2点が重要です。もちろんリップクリームには多かれ少なかれ唇に刺激を与える成分が含まれています。必要以上に塗る頻度や量が多いと、逆に唇に刺激を与えすぎてしまい乾燥や荒れの原因になります。
無駄に刺激を与えないこと!
上述したようにリップクリームの使いすぎも唇に無駄に刺激を与えることになるので注意です。他に無駄な刺激でよくあるのが
- 唇を舐めてしまう。
- 手でこすってしまう。
乾燥していると唇を舐めてしまう人がいますが、余計に乾燥してしまうので我慢するようにしてください。乾燥→舐める→乾燥→舐める・・・の無限ループが始まります。
もちろん手でこするのもやめましょう。拭く場合はハンカチなどで軽く叩く感じで拭くようにすれば、無駄に刺激を与えずに済みます。
食生活の改善で唇の皮剥けを治す!
栄養のバランスが摂れた食事を取るのはもちろん大事ですが、特にビタミンB2不足には注意してください。ビタミンB2が不足していると唇が乾燥しやすくなってしまいます。
ビタミンB2が豊富に含まれている食材は以下のものが挙げられます。
- 卵
- レバー
- 納豆
- ほうれん草
- ブロッコリー
- うなぎ
この食材を意識して食べるだけでも、唇の乾燥や荒れ対策をすることができます。