唇が痒い!かゆみの原因と正いリップケア方法
唇のトラブルで意外に多いのが「唇のかゆみ」です。「唇が痒いだけでしょ?」と甘く見てはいけません。「唇の痒み」にも様々な原因があり、場合によっては通院の必要がある「病気」である可能性もあります。
ここでは、唇の痒みの主な原因と症状、対処法についてご紹介します。
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唇が痒くなる原因とは?
唇は口の中の粘膜が外へ出た部分であると言われています。それゆえ、肌の様に厚い皮膚で守られてはいませんし、皮脂によるバリア機能もない、デリケートで傷つきやすい個所です。
唇は外からの刺激を受けやすい部分でもあるので、デリケートな特徴と重なってトラブルの多い個所でもあります。そんな唇トラブルの中でも、多いのが「唇の痒み」です。唇はデリケートですので、人によってはティッシュで擦るだけでも荒れて痒くなるということも珍しくはありません。
唇に痒みが出る原因としては以下の3つに分けられます。
- 乾燥
- 口唇ヘルペス
- 口唇炎
リップクリームなどを使用してケアできるのは乾燥による唇の痒みだけであり、口唇ヘルペスや口唇炎の場合は病院にいって診察を受けるのが最優先です。それぞれの原因に合わせた唇の痒みの対処法を紹介していきますので、正しく対処してください。
乾燥による唇の痒み
最もよく見られるのが「乾燥」による唇の痒みです。唇は粘膜が外に出た部分ですので、潤っている状態が正常です。ですので、乾燥した状態にして置くと唇が荒れるのはもちろんですが、「痒み」も発生することがあります。
意外と多いのが水分不足による唇の乾燥です。特に女性に多いですが、水分補給が少ない為に唇が乾燥した状態が続く人が多いです。
また、唇を舐めるのも逆効果です。舐めることによって唇が一時的に潤いますが、その水分は一瞬で蒸発するとともに、内側の水分も一緒に奪っていきます。
また、唇を外からの刺激から守るための「油膜」もなめとってしまうので、痒みが酷くなったり、荒れてしまう原因になります。
乾燥からくる唇の痒みはモアリップが効果的
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唇の保湿にはリップクリームがおすすめですが、唇の保湿を徹底的に行うのであれば、医薬品の「モアリップ」がおすすめです。普通のリップよりもはるかに優れた保湿力を持っており、唇の乾燥ケアにはおすすめです。医薬品ですので、用法用量や使用上の注意はよく読んでお使いください。
口唇ヘルペスによる唇の痒み
唇の痒みの原因の1つとしては「口唇ヘルペス」が考えられます。唇の痒み以外に、唇が腫れたり水泡が出来た場合は口唇ヘルペスの可能性が高いです。
ヘルペスとは、小さい水膨れが集まった「急性炎症性皮膚疾患」のことです。特に唇にできたヘルペスを口唇ヘルペスと言います。ヘルペスは「単純ヘルペスウイルス」の感染によって引き起こされ、多くの場合は他に症状は出ませんが、初めて感染した場合は稀に高熱などの症状が出るケースもあります。
口唇ヘルペスが治るまでの期間
口唇へルペスが出来てから治るまでの期間は、1~2週間と言われています。放置しても治ることは多いですが、早く・綺麗にヘルペスを治したいのであれば、適切な治療が必要です。
口唇ヘルペスが出来てから治るまでの流れとしては、以下の通りです。
- 唇の周りに痒みが発生する(むずむず・チクチク)
- 数時間後に痒みを感じた場所が赤く腫れる
- 2~3日後に水ぶくれができる
- 1週間程度でかさぶたとなって治癒
口唇ヘルペスの対処法
口唇ヘルペスの対処法としては、薬を塗ることが基本となります。使用する薬は「抗ヘルペス薬」という薬であり、薬局でも手に入ります。しかし、初めてヘルペスに感染した人や症状が重い人は内服薬で治療するケースや天敵での治療となるケースもありますので、病院へ行くことをおススメします。
口唇炎による唇の痒み
口唇炎とは、炎症によって唇が赤く腫れたり、避けたり、皮がむけたりする症状のことです。口唇炎を発症した場合は、唇の痒みもあらわれることが多いので、唇の痒みの大きな原因の一つと数えられています。
一口に口唇炎といってもいくつかの種類があります。その中でも唇の痒みの原因として特に多いのが「アトピー性口唇炎」と「接触性口唇炎」です。
アトピー性口唇炎
アトピー性口唇炎とは、その名の通りアトピーが原因の口唇炎です。症状としては、唇の乾燥やめくれ、亀裂などです。唇がガサガサになるのが特徴であり、色素沈着を引き起こすケースも少なくありません。
対処法としては、放置していても自然に回復するケースも多く、治療を行わない人も多いです。しかし、症状が悪化する場合は内服薬やステロイドによる治療が必要になるので、医師による診断をおすすめします。
また、素人判断によるリップクリーム等での対処では、症状を悪化させる危険性があるので注意が必要です。
接触性口唇炎
接触性口唇炎とは、化粧品や洗顔、リップクリーム等が唇に接触することで発症する炎症です。簡単にいうと、体に合わない成分が含まれたものを使用していると、唇がかぶれてしまうという病気です。原因物質は様々ですが、その物質が含まれた製品の使用をすぐに止めることが重要です。
対処法としては、放置していても自然に回復するケースも多く、治療を行わない人も多いです。しかし、症状が悪化する場合は内服薬やステロイドによる治療が必要になるので、医師による診断をおすすめします。
また、素人判断によるリップクリーム等での対処では、症状を悪化させる危険性があるので注意が必要です。アレルギーの原因物質の特定は困難ですので、病院で調べてもすぐには分からず、長期戦になるケースも多いです。