塗りすぎ!?リップクリームの使い方と効果的な塗り方
空気が乾燥してくる秋冬の季節は、唇を乾燥から守るためにリップクリームを手放せないという人は多いでしょう!しかし、リップクリームを塗っても塗っても唇の皮が剥けたり荒れたりとトラブルが起きてしまう、それって実は、正しい塗り方をしてないせいで逆効果になっているかもしれませんよ?
そこで、ここでは意外と知られていないリップクリームの正しい使い方や、リップクリームの効果を高める塗り方のポイントなど、乾燥に負けない唇をキープするためのコツを紹介していきます。
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リップクリームの塗りすぎは逆効果!?
四六時中リップクリームを塗っているのに唇がカサカサする、これってリップクリームが合わないのかな?そう思う気持ちもわかりますが、その前に。唇がカサカサになる3つの原因って知ってますか?
- 唇の皮を剥く事
- 唇を擦る事
- 唇を舐める事
実はこれって、リップクリームを塗りすぎてしまう事で発生する摩擦によって引き起こされるケースもあるのです。つまり、リップクリームで唇をケアするつもりが、塗りすぎによって悪化させているかもしれません。
リップクリームを強く擦り付けることで、唇の荒れた部分を刺激して炎症を起こしてしまったり、唇が本来持っている治癒力を失わせてしまっている可能性もあります。もしかしたら、あなたはもうすでにリップクリームを手放せなくなってしまっている「リップクリーム依存症」かもしれませんよ?
リップクリーム依存症に注意!
唇はただでさえ乾燥しやすい顔のパーツです。また「ぷるんっとした唇」は性別問わず憧れる要素でもあるため、カサカサになるのが嫌で1日に何度もリップクリームを塗ってしまっている人も多いでしょう。
しかし「荒れる→塗る→荒れる→塗る」の悪循環に陥ってしまってはいませんか?まずは一度、リップクリーム依存症になっていないかチェックしましょう。以下の項目に当てはまっていたら要注意です。
- 1日に8回以上リップクリームを塗る
- リップクリーム忘れたら取りに帰るか買う
- リップクリームを塗ると気分が良くなる
さて、いかがでしょうか?特に、リップクリームを塗った時に気分が良くなるという感覚に陥ってる人は危険です。まさか「いい香り」や「いい色味」といった部分にうっとりしてませんか?こうなってくるとリップクリーム依存症は確定的です。塗りすぎによる悪循環の渦に飲み込まれているといっても過言ではありません。
リップクリームの正しい使い方
リップクリームを使う時って、みなさんどのように使用していますか?口紅のように上唇の端から端へとリップクリームを動かして、今度は下唇にスライドしながら塗って、最後に唇を合わせて「ンマッ」なんてやってませんか?
この方法は、間違った付け方ですよ!
正しくは「リップクリームは縦に塗る!」です。
リップクリームは縦に塗るのが正しい使い方!
自分の唇を鏡に映してよく見てみましょう。唇のシワというのは縦に入ってますよね?そうなんです、唇の構造というのは縦に繊維が入っており、リップクリームを縦方向に動かすのが本来の正しい使い方なのです。
縦にリップクリームを塗ることで、唇の縦シワに奥まで入り込み、唇の隙間にリップクリームの保湿成分が浸透しやすくなります。リップクリームの横塗りは唇に対する摩擦も強くなってしまうため、リップクリームを塗るたびに唇の表面に刺激を与えてしまい、荒れや皮向けの原因となります。
掃除機をかけるときは、畳やフローリングの目に沿って!なんておばあちゃんに教わりましたが、これも隙間の奥の埃を吸い込みやすくするためですもんね!シワに合わせて動かすことは大切なのです!
リップクリームには使用期限があります!
以外と知られていませんが、リップクリームには使用期限があります。未開封のリップクリームであれば大抵の商品が3年前後隣っていますが、開封して使用すれば唇に塗るものですから雑菌が繁殖しやすく、みるみるうちに劣化して半年程度で使えなくなってしまいます。
少しでもリップクリームの寿命を延ばすなら、塗った後はこまめにリップクリームの先端を拭いたり、スティックタイプであっても綿棒や指を使って唇に塗るのがおすすめです。
使用期限が切れたリップクリームは使うと唇に悪影響です!唇に塗る以外の使いかたで活用するか、一思いに捨ててください!
リップクリームの効果を高める塗り方
基本的なリップクリームの使い方が理解できたところで、ここからはよりリップクリームを効果的に塗って、カサカサ唇とお別れするためのコツやポイントを紹介していきましょう。
どのようにリップクリームを塗るのが効果的なのかというと「とにかく唇に摩擦を与えないこと」となります。リップバームやチューブタイプのリップクリームのような、柔らかい軟膏タイプの物を使うのがおすすめですが、スティックタイプのリップクリームであれば温めて柔らかくして塗るのが効果的です。
特に冬場だとスティックタイプのリップクリームはまるでプラスチックのように硬くなっているため、そのまま唇に当てて横にゴシゴシこすれば、そりゃ唇の皮が剥けたり荒れたりしちゃうのも容易に想像出来ますよね。
ケースの上からでも良いので手で握ってリップクリームの先端を温めてから、ポンポンっと押すようにして縦の動きで唇に「塗るというよりも付ける」というイメージで使用するのが効果的です。
リップクリームの効果を高めるタイミング
リップクリームは塗りすぎると逆効果!だったら「ベストなタイミング」でリップクリームを塗りたいところ!じゃあそのリップクリームを効果的に塗るタイミングがいつなのかというと、それは口の周りの潤いを奪うような行為をした後となります。
そんな、リップクリームを効果的に塗るベストタイミングはこの3つ!
- 朝の洗顔後
- 食事後の歯磨き後
- お風呂あがり
洗顔や歯磨き、さらにはお風呂あがりというのは肌の油分を奪ってしまった後ですから、当然唇も乾燥していますし、皮脂などによるバリアも無くなった無防備な状態であり、このタイミングでリップクリームを塗って唇を保湿してあげるのは非常に効果的です!
リップクリームを塗る頻度
1日に10回近くリップクリームを使うというのは塗りすぎです、もはやリップクリーム依存症といっても過言ではありませんし、それだけ唇に摩擦を与えているということは、かなりダメージが溜まっているでしょう。
目安としては「1日5回が上限」です。
リップクリームというのは、塗ることで唇の乾燥を防いでくれますが、細胞のターンオーバー(新陳代謝)を妨げてしまうため、健康な唇の生まれ変わりを邪魔してしまうのです。
ですから、上で紹介したリップクリームを塗るベストタイミングにプラスして後二回、「朝の洗顔後〜昼食後の歯磨き」の間に1回、「昼食後〜夜のお風呂あがり」までの間に1回を目安にして5回以内の使用を心がけましょう。
適切なリップクリームを使い分ける
リップクリームには大きく分けて3つの種類があります。
- 「化粧品」のリップクリーム
- 「医薬部外品」のリップクリーム
- 「一般医薬品」のリップクリーム
これらのリップクリームや、リップクリーム以外のリップケア商品を適切に使い分けることで、唇へのダメージを最小限に留めながら、ぷるんとした潤い唇を手に入れることができます。
普段使いのリップクリームなら、色付きリップなどを含む化粧品カテゴリーの物や、薬用リップクリームと呼ばれる医薬部外品カテゴリーのリップクリームでも問題ありませんが、「唇が荒れてしまっている」場合は一般医薬品カテゴリーに属すリップクリームでなければ治りません。
あくまで、リップクリームは「荒れ予防」のケア用品であることを忘れないようにしてください。
日中はUVカット、夜は紫外線吸収剤不使用を使う
また、通勤や通学時など日光の下で移動するときは必ず「UVカット」のリップクリームを使いましょう。紫外線はデリケートな唇に大きなダメージを与えます。
しかし、UVカット成分である紫外線吸収剤も唇にダメージがないわけではありません、紫外線よりはマシというだけです、ですから家に帰ってきてリップクリームを使うときは「UVカットではないリップクリーム」を使いましょう。
このほかにも、唇に良くない成分を含んだリップクリームがこの世には星の数ほど存在しています。リップクリームの注意すべき成分や、「無添加」「天然由来成分」の嘘について、別のページで詳しく解説してますので、興味があればリップクリームを選ぶときの参考にしてください。
寝る前ならリップクリームよりリップパック
リップクリームの目的は保湿だけではなく、紫外線などの外的要因から唇を守ることでもあります。しかし、家に帰ってきたらそういった外的要因も少なくなりますから、むしろリップクリームに含まれる成分の方が唇にダメージを与えてしまう可能性が有ります。
となると、寝る前にはリップクリームでケアするよりリップパックを使うのがおすすめです。市販されている中でおすすめなのはモデルさんたちにも愛用者の多い「CHOOSY」というリップパックです。
現在の価格はコチラ |
ですが、リップパックはオリーブオイルやハチミツなどを使って作ってしまうことも可能です。これなら防腐剤などのケミカル系を心配する必要もありませんし、リップクリーム依存症の人でも気兼ねなくたっぷり使用できます。
ついつい気がついたらリップクリームに手が伸びて塗りすぎてしまうという人は、手軽に作れる自作のリップパックに挑戦してみるのおすすめです。