荒れや乾燥からプルプル唇を守る!
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安全?荒れる?リップクリームに含まれる成分について

リップクリームに含まれる成分

毎年、乾燥シーズンになるとお世話になるリップクリームですが、パッケージなどの裏に書かれている成分よりも、見た目の可愛さや塗りやすさといった部分に注目して選んでしまってはいませんか?唇に良い成分が入っていると思い込んでいるかもしれませんが、種類によっては「それほど良くはない」なんて事も!

そこで、ここでは一般的なリップクリームに含まれている成分に注目し、リップクリームは何でできているのか、また唇が荒れやすい成分や注意すべきポイントについて解説していきます。

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リップクリームに含まれる成分とは?

リップクリームに含まれる成分とは?

リップクリームって何で出来ているか知っていますか?オーガニックのリップクリームはもちろんオーガニック素材で、UVカットのリップクリームはもちろんサンスクリーン剤としての機能を持った成分を含んで作られています。じゃあそれらの成分を含む、リップクリームのベースってなんでしょうか?

一般的なリップクリームは油脂と鉱物油によって作られています。この配分は、油脂(オリーブ油やホホバ油)がベースになればなるほどに唇へのなじみが良くなり、鉱物油(ワセリンなど)がベースになればなるほど濃密な皮膜が作れますが唇に馴染みにくくなってしまいます。

主に、リップクリームはミツロウワセリンラノリンメントールショウノウといったベースとなる材料に対して、様々な香料であったり、ビタミンやココアバターなどの体に良さそうな添加物を加えて作られているのです。

唇が荒れやすいリップクリームの成分とは?

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唇の荒れと成分で気になるのが「UVカット成分」と言われるパラメトキシケイ皮酸2-エチルヘキシルなどの紫外線吸収作用を持った成分を含むリップクリームが荒れるのか荒れないのかという事です。

巷では紫外線吸収剤を配合していないリップクリームの方が安全そうだという意見で人気を得ていますが、外出するなら紫外線吸収剤は必須とも言えます。

「塗りやすい!」と感じるリップクリームは油脂が多く使われているから、サッと塗るだけで唇に良く馴染むわけですが、これらの油脂というのは不和脂肪酸と呼ばれる不安定な成分を含んでしまっています。この不和脂肪酸は紫外線を受ける事で変質して、唇に悪影響を及ぼす事もあるため、UVカット機能は油分の変質も抑える効果を狙って使われる事もあるのです。

とは言っても、パラメトキシケイ皮酸2-エチルヘキシルなどのUVカット成分自体は多少なりとも刺激がありますから、夜の寝る前や家の中にずっといる時など、紫外線を強く受けるような環境ではないなら使用しない方がおすすめです。

他にも、唇が荒れてしまう可能性のある成分の中でも注意すべきは以下の5つが挙げられます。

  • ヒマシ油
  • ラノリン
  • メンターム
  • タール色素(着色料)
  • エステルガム

この中でも特に注目すべきはヒマシ油です。ヒマシ油自体に害があるというわけではありませんが、肌に合わない人はあれが出やすい成分であり、口紅を固めるために使用されている油なため、口紅が合わなくて唇が荒れたという人の中にはヒマシ油の使われていない口紅に変えたら治ったという人もいます。

リップクリームの「フリー」と「無添加」は嘘?

安全性の高いリップクリームを求める人が多くなり、最近ではアルコールフリーや無添加といった宣伝文句で登場しているリップクリームも増えていますが、ここには落とし穴があるので注意が必要です。

なぜなら、パッケージにアルコールフリーと書いてあっても合成アルコールが入っていたり、無添加という記載も実は言葉遊びのようなものであり、無添加だから安全!とは手放しで喜べないのが現実です。

特に「無添加」のリップクリームには要注意です。

エタノールが入っていないだけで、パラベンや香料やラウリル硫酸Naといった美容を気にする人なら嫌悪感を抱くような成分が入っていても「無添加リップクリーム」と名乗ることができてしまいます。

エタノールが入っていなければアルコールフリーの無添加化粧品であり、パラベンが入っていなければパラベンフリーの無添加化粧品、どちらかが入っていないだけで、そのリップクリームは「無添加リップクリーム」なのです。

天然由来成分で作ったリップクリームの嘘!

「天然由来の成分!」というのも落とし穴があります。例えば石油を使用しても、石油は天然由来の成分ですから、天然由来の成分で作ったリップクリームで間違いありません。

これを聞いて「ええ!?」と思った人も多いとは思いますが、多くの人が想像する「天然由来の〜」という言葉のイメージを上手に使っているということなのです。

例えば、こちらの成分表を見てみてください。

水、ジグリセリン、ベタイン、PCA-Na、ジラウロイルグルタミン酸リシンNa、加水分解ケラチン(羊毛)、コカミドプロピルベタイン、ポリグルタミン酸、加水分解コラーゲン、加水分解ヒアルロン酸、アルガニアスピノサ核油、オリーブ油、ホホバ種子油、ソルビトール、セリン、グリシン、グルタミン酸、アラニン、リシン、アルギニン、トレオニン、プロリン、ノバラエキス、ラベンダーエキス、ローズマリーエキス、タイムエキス、セイヨウノコギリソウエキス、セージエキス、ヒドロキシエチルセルロース、セルロースガム、オキシベンゾン-4、メトキシケイヒ酸エチルヘキシル、BG、PG、(C12-14)パレス-12、EDTA-4Na、メチルクロロイソチアゾリノン、メチルイソチアゾリノン、メチルパラベン、プロピルパラベン、香料

これ、全部「天然由来の成分」です。

重要なのは「天然成分配合」なのか「天然"由来"成分配合」なのかです。リップクリームを含む美容コスメの業界には、「ノンケミカル」や「無添加」といったミスリードを誘う表現が沢山あります、甘いキャッチコビーに誘われないように、しっかりと知識武装しておきたいところですね!

リップクリームの成分でアレルギー症状!?

小麦や蕎麦などの食物に対するアレルギーや、犬猫などの動物に対するアレルギーはよく知られていますが、最近では紫外線や水にアレルギー症状が出るというレアなケースまで存在するほど、ほぼ全てのものがアレルギー源となりうるとされています。

もちろん、リップクリームに含まれる成分にアレルギー反応を示してしまうという人もいます。唇がただれて皮膚科に行くと「リップクリームのメントールによるアレルギーですね!」なんて言われるケースも!

安全のためにオーガニックのリップクリームを選んだとしても、そのリップクリームに香料として使われる精油にアレルギー反応を示してしまう場合もあるため、こればかりはリップクリームの成分にくわしくなっても、自分の体質に詳しくなければ防ぎようがありません。

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安全なリップクリームを選ぶために見るべき成分

安全なリップクリーム

では、どんな成分のリップクリームを選べば良いのかですが、良質なリップクリームを見分けるために重要となる「4つの不使用」を覚えておくことをおすすめします。

  1. 香料の不使用
  2. 酸化防止剤の不使用
  3. 防腐剤の不使用
  4. 合成着色料の不使用

こうなってくると、どうしてもオーガニック系のリップクリームを避けることはできないため、リップクリームにかける金額も必然的に上昇してしまいます。しかし、唇が荒れてしまうリスクを最小限にとどめて、乾燥から唇を守りたいのであれば、上記4つの条件をしっかりと満たした成分のリップクリームを選びたいところです。

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