ドライヤーの電気代と節約術を徹底解説。少しの工夫で簡単節約
ドライヤーを使う上でネックとなるのが電気代です。商品によっても違いはありますが、電化製品であり熱風を出す以上、実はかなりの電力を使用しているのです。髪を乾かすのに時間がかかると、それだけ電気代も多くかかってしまうのです。
ドライヤーで使う電気代は確かに高くなりますが、ちょっとした工夫などで節約することが可能であり、これは日々の心がけで出来る方法となります。電気代にシビヤな方のためにも、こちらではドライヤーの電気代と節約術についてご紹介していきます。
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ドライヤーの電気代ってどれくらい?
ドライヤーは電気代がかかるとざっくり知っていらっしゃる方は多いですが、実際にどれだけの電気代がかかっているかご存知ない方もいらっしゃると思います。
そこでまずは算出方法と具体的な電気代を数値として知っておいていただこうと思います。そのためには電気代の前に消費電力を知っておく必要があります。
使用モード | 消費電力(目安) |
強 | 1200W(1.2kW) |
弱 | 600W(0.6kW) |
送風 | 70W(0.07kW) |
ここからも分かる通り熱風と冷風(送風)では消費電力に大きな違いがあることが分かります。
ただ商品によっても違いがあるので、あくまで目安として実際には自身のドライヤーを確認していただくといいでしょう。
計算手順
- 消費電力をWからkWに変更
消費電力(W) ÷ 1000 = 消費電力(kW) - 使用時間を分(min)から時間(h)に変更
時間(min) ÷ 60 = 時間(h) - 消費電力(kW)から電力量(kWh)を算出
電力量(kWh) × 時間(h) = 電力量(kWh) - 1kWHあたりの電力量料金単価を換算したkWhから算出
電力量(kWh) × 電力量料金単価(円/kWh) = 1日の電気代(円)
消費電力はkWという単位を用います。電力量(kWh)は消費電力に時間をかけたものになるので、単位を分に直す計算も必要になります。
実際にかかる電気代
例としては次のような条件を挙げさせていただきます。
- 髪を乾かすのに熱風の強で10分間使用する場合
- 電機量料金単価は25円
これを元に上記の計算で1日の電気代を算出します。
- 消費電力(1200W) ÷ 1000 = 消費電力(1.2kW)
- 時間(10min) ÷ 60 = 時間(1/6h)
- 電力量(1.2kWh) × 時間(1/6h) = 電力量(0.2kWh)
- 電力量(0.2kWh) × 電力量料金単価(25円/kWh) = 1日の電気代(5円)
計算するとこのようになり、結果としては以下のようになります。これを1カ月(30日間)と1年(365日)にすると以下のような結果になります。
- 1日あたり5円
- 1カ月あたり150円程度
- 1年あたり1825円程度
そんなに高くない、と思われる方もいるかもしれませんが、わずか10分間でこれだけかかっていること、そして数ある電化製品の1つがこれだけ代金がかかるとなると、月の電気代にも大きく影響してきます。
出来れば電気代は抑えるにこしたことはないので、そうなるとドライヤーでの電気代節約は大切なポイントとなってくるのです。
古いドライヤーを使うと電気代が増える?
よく古いドライヤーだと電気代が多くかかってしまうと思われている方もいらっしゃるようです。しかしこちらはやや誤りなところもあります。
ドライヤーの消費電力の多くは内部のヒーターによるものですが、こちらはここ10年で大きな変化はないため、基本的なシステムも変わらず、結果として消費電力に大きな違いは見られないのです。
意図的に省エネ化を実現したものがあるので、最新のドライヤーとしてそれを購入すれば電気代を抑えることも可能ですが、一般的に多機能のドライヤーでは古いものとそれほど電気代は変わらないと思っていただくといいでしょう。
ドライヤーの電気代節約術
それでは電気代を抑えるための節約術はどのような方法があるのか、知りたい方は多いと思います。主には以下の4つの方法が挙げられます。1つずつ方法の詳細についても見ていきましょう。
- エコドライヤーを使う
- タオルドライを入念に行う
- タオルの上からドライヤーをあてる
- こまめに冷風を使用する
エコドライヤーを使う
先ほども少し触れましたが、現在は技術の発展と共に消費電力を抑えたドライヤーが販売されています。商品によりもよりますが、少ないものだと600W以下の消費電力しか使わないものもあります。
つまり従来の1/2の消費電力で使用できると言うことです。そうなると電気代も半分程度にまで抑えられる可能性も出てくるので、節約をするのであればおすすめです。
タオルドライを入念に行う
そもそも乾燥に時間がかかるのは、髪に付着している水分量が問題なのです。タオルで拭く際に水分を多量に残しているとそれだけ乾くのに時間がかかるのは明白です。
基本的にはタオルドライをしっかり行うことで、髪を素早く乾燥されることができます。髪が長い方は面倒かもしれませんが、熱風によるダメージを減らすためにも入念に行ってください。
基本的には洗髪後に毛束を手で握って水を絞り、乾いたタオルを当てて指を小刻みに動かしながら髪の根元から毛先にかけて水分を取ります。
特に毛先は毛束をタオルで挟みトントンと軽く押さえながらしっかりと吸い取るようにしましょう。
タオルの上からドライヤーをあてる
ドライヤーを使うときにタオルの上から当てる「タオルサンド法」という方法も節約においては有効です。
直接熱風を当てても水分は蒸発しますが、タオルに先に吸わせることで蒸発させやすくなります。もちろんタオルドライをしたことを前提としていますが、これによっていつもの半分程度まで乾燥時間を短縮できます。
こまめに冷風を使用する
先ほどの消費電力の表からも分かるように冷風(送風)は消費電力は少ないです。そのためこれで乾かすのも手ですが、全てを冷風だけで行うのは難しいです。
そこで熱風を使用する合間に冷風を使用することで、全体的な消費電力を少しずつでも抑えることができるのです。