擦るのは厳禁!ファンデーションの上手な使い方と注意点
普段何気なく使用しているファンデーション。ほとんどの人が意識せず使用していると思います。しかしそのファンデーションの塗り方、ひょっとすると間違っているかもしれません。
ファンデーションは直接肌の大部分に触れるものなので、間違った使用方法は肌トラブルの原因にもなりかねません。
今回はファンデーションの種類ごとに正しい使用方法をみていきたいと思います。毎日使用するものだからこそ正しい知識を付け、肌に負担をかけない方法で使用していきましょう。
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ファンデーションを使う際の注意点
どのファンデーションを使用する時にも共通して注意しなければならないことは、塗る際に肌をこすらないということです。肌に対して必要以上の力をかけると過度の負担をかけてしまいます。また、均一に塗ろうと力で塗り広げる人も少なくないと思いますが、力を入れて塗ると塗りムラや崩れの原因にもなるので仕上がりも綺麗にはなりません。
また朝の忙しい時間帯での化粧となるとスキンケアを省いてしまう人も居るかもしれませんがこれもNGです。ファンデーションを使う前の化粧水・乳液・下地のスキンケアは怠らないてください。その際、肌に馴染ませるため、それぞれの間隔は5分ほどあけましょう。このひと手間で化粧のりが変わります。
ファンデーションを使う順番
ファンデーションを使用する正しい順番は化粧水→日焼け止め→下地→ファンデーションとなります。化粧の基本として液状のものの後に粉状のものを使用すると綺麗に仕上がります。覚えおいて損はない基礎知識です。
ここで注意が必要なのがコンシーラーの順番です。コンシーラーは使用する順番は、使用するファンデーションにより順番が変動します。
リキッド・クリームファンデーションのコンシーラーを使う順番
リキッドやクリームタイプのファンデーションの場合は、ファンデーションの後にコンシーラーを使用します。フェイスパウダーはコンシーラーの後に使用しましょう。
パウダーファンデーションのコンシーラーを使う順番
パウダーファンデーションの場合は、下地の後にコンシーラーを使用します。コントロールカラーを使用している場合は下地の後にコントロールカラーを使用し、その後にコンシーラーを使用します。
ファンデーションを塗る時はコンシーラーを使用した部分をくずさないようにしましょう。
種類別:ファンデーションの使い方
現在販売されているファンデーションは非常に多種多様です。もちろんその種類によって使用方法は大きく変わります。詳しい使い方をみていきましょう。ここではリキッドファンデーション、パウダーファンデーション、クリームファンデーションの使用方法を詳しくみていきましょう。
リキッドファンデーションの使い方
リキッドファンデーションは薄付きからしっかりメイクまで、加減によって様々な仕上がりが楽しめるのが魅力のファンデーションです。しかし、慣れないうちは量の加減が難しいファンデーションでもあります。
リキッドファンデは厚塗りになりやすいので出す量に注意してください。量の目安はパール一個分程です。
リキッドファンデーションを使う手順
手順は塗るアイテムが手・ブラシ・パフ・スポンジどの場合でも同じです。
- リキッドファンデーションを手の甲に出します。ファンデが体温で温まり、肌馴染みがよくなります。この一手間が化粧崩れを防ぎ、綺麗な肌をキープしてくれます。
- 両頬、おでこ、鼻、あごに少量ずつのせます。
- 内側から外側に放射線状に広げていきます。こすらないことを意識して優しくひろげていきましょう。
- 目元や口元などの細かい部分はよれやすいので指かスポンジでポンポンとたたいてなじませます。この際、全体的にスポンジで抑えるとファンデーションの密着度が上がり、厚塗り感がなくなります。
- パウダーファンデと比べて塗った部分と塗っていない部分がはっきりしてしまうので、境目をスポンジなどでぼかします。
パウダーファンデーションの使い方
肌への負担が少なく、手軽さが魅力のパウダーファンデーション。化粧直しも簡単にできる反面、くずれやすいという難点もあります。
またパウダーファンデーションはブラシを使うと艶っぽく、パフ・スポンジを使うとマットに仕上がります。好みに応じて使い分けましょう。
パウダーファンデーションを使う手順
- ブラシやパフにファンデをつけます。ブラシはファンデの上でくるくると回してつけます。パフやスポンジは2,3回ファンデをなでるようにして取ります。
- 両頬、おでこ、鼻筋、あご、口回りという面積の広い順に顔の中心から外側に向かってくるくる回しながら広げていきます。肌の上を滑らせるようにして塗るか、抑えるようにして塗ることで肌への負担を軽減できます。
- フェイスラインから首筋に向かってぼかします。こうすることでパウダーファンデーションにありがちな白浮きの防止になります。
- 最後に余分についている粉をティッシュオフします。
クリームファンデーションの使い方
保湿力とカバー力の高さが魅力のクリームファンデーション。しかしクリームファンデーションを使ってみたくてもそのカバー力の強さから厚塗りになってしまうのを恐れて手が出せない人も多いのではないでしょうか。
クリームファンデーションは量の加減さえ間違わなければ非常に綺麗に仕上がるファンデーションです。少量を意識して使用しましょう。
クリームファンデーションの使用量
クリームファンデーションは油分を多く含んでおり、よくのびるので物足りないくらいの量で充分に足ります。目安として親指の爪の大きさくらいで十分です。
この量を顔全体にムラなくのばすことがクリームファンデーションを塗るコツです。気になる部位に過剰に塗ると厚塗りに見えてしまうので注意しましょう。
クリームファンデーションを使う手順
- スポンジやブラシにとったら、おでこや頬、あごなどの広い部位にのせます。
- 中心から外側に向けて、力を入れずスーっとのばしていきます。基本的にファンデーションを足さずに薄くのばしていきましょう。
- 鼻筋や口元、目の周りなどの細かい部分に薄くのばします。クリームファンデーションは厚く塗るとよれの原因になります。よれやすい箇所はより薄くのばすことを意識してください。
- 塗り終えたら余分な油分をティッシュオフします。この時何もついていないスポンジでファンデーションを塗っていない部分をぼかしながら、塗った部分を抑えると自然な仕上がりになります。