目的や対策で好みが見つかる!制汗剤の上手な選び方
気温が上がり汗ばむ季節になると、周りの人に自分の汗のにおいや体臭が不快に思われていないか気になることもあると思います。
しかし、ドラックストアには用途に合わせたたくさんの制汗剤が棚にならんでおり、どれを選んだらよいのかよくわからない人も多いのではないでしょうか。
ここでは制汗剤の上手な選び方について紹介していきます。自分に合う制汗剤選びの参考にしていてください。
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制汗剤の種類
制汗剤は、自分の目的に合ったものを正しく選ばないと、自分の期待する効果があまり得られません。また、肌荒れの原因などにもなるため、しっかりとした制汗剤選びが大切です。
制汗剤は、大きく分けると以下の5つのタイプに分類できます。
こちらでは、それぞれのタイプの特徴や使用感、効果について紹介していきます。
スプレータイプの制汗剤
スプレータイプの特徴は、自分が使いたい時に手軽に使用できることです。
使用時には、ひんやりとした爽快感とさらっとした感触が長続きして、消臭効果や清涼感が期待できます。
また、スプレーからの発射される冷たい空気は、冷却効果があり、体感温度が下がるため、夏におすすめなタイプです。最近では、汗そのものを抑える効果のある商品も登場しています。
スプレータイプの使用上の注意
あまり知られていないのですが、スプレータイプの制汗剤を汗をかいてしまっている上から使用してもほとんど効果はありません。
そのため、汗をかく前に使用することで予防を行うか、汗をかいてしまった後に使用したい場合はしっかりと汗を拭き取ってから使用するようにしてください。
また、使用前には容器は斜めにして強く振り、肌から10cm以上離してから適量を吹きかけましょう。さらに、足に使用するときは足の裏全体だけではなく、指の間にも吹きかけると効果的です。
ロールオンタイプの制汗剤
ロールオンタイプの制汗剤はボールのような形状により、肌にコロコロと転がして塗り込む仕組みです。
この特徴は手を汚すことなく簡単に塗れ、直接肌に塗りつけるため、成分が浸透しやすく、効き目が高いです。
塗り込む範囲は、脇からはみ出すくらいなるべき大きくし、塗り込んだ後は約10秒間乾かすようにしましょう。
しっかりと制汗、防臭したいときやパウダーの粉が舞うのが苦手な人におすすめです。また、スプレータイプのような清涼感はないので、メントールが苦手な人や冬場の使用にもおすすめです。
ロールオンタイプの使用上の注意
ロールオンタイプは、汗をかいてしまうと効果は期待できません。そのため、風呂あがりや汗をかいていない状態で予防として使用することをおすすめします。
誤って運動後など汗のかいている状態で使用してしまうと、ボールのような形状をしている部分に汗が付着してしまい、逆に臭いが発生し、衛生的にもあまり好ましくないので気をつけてください。
スティックタイプの制汗剤
スティックタイプは、便利で使いやすく、臭いをしっかりと消臭が期待できる制汗剤です。
スティックを繰り出して使用するため、手を汚さずに使用できます。また、スティックで直接肌に塗るため、成分の浸透しやすく、消臭や殺菌といった効果が高く、持続時間も長いです。
また、清涼感がないので、メントールが苦手な人や冬場の使用におすすめです。
スティックタイプの使用上の注意
スティックで直接肌に塗るため、使用頻度が多くなり過ぎてしまうと、肌への負担が大きくなってしまいます。
そのため、必要に応じて使用するように心がけましょう。
また、塗った後の目視が自分では確認しずらいため、塗りムラができてしまうことがあります。
クリームタイプの制汗剤
クリームタイプは最も臭いをカットすることのできる制汗剤です。肌に直塗りするため、成分も染みやすく高い効果を感じられます。
また、汗に流されにくいテクスチャーなので、持続力もあり、しっかりと効果を出したいときにはぜひおすすめです。
ワキガの臭いが強いと感じる人は殺菌成分や抗菌力のあるクリームタイプを使いことでかなり症状を緩和することができます。
使用時に清涼感がないので、冬場やメントールが苦手な人でも問題なく使用できます。
クリームタイプの使用上の注意
制汗効果の高い成分が多く含有していることがあるため、肌が弱い人やそこまで汗をかかない人にはあまりおすすめできません。
また、直接肌に塗るため、スティックタイプ同様に使用頻度が多くなり過ぎてしまうと、肌への負担が大きくなってしまいます。
シートタイプの制汗剤
シートタイプは、汗のべたつきやにおいのもととなる雑菌を直接拭き取るタイプです。
ひんやりした使い心地で体温を下げ、さっぱりとした感触があり、大きさもそのまでかさばらないため、持ち運びにも便利です。
また、脇だけではなく、ほぼ全身に使えるため、一枚で体中スッキリと爽快感を感じることができます。
シートタイプの使用上の注意
汗をかいてしまい、臭いが気になる場合は、まず汗や汚れを濡れタオルなどでふき取ってから、制汗剤を使いましょうことをおすすめします。
その際、濡れタオルの代わりに、シートタイプの制汗剤を使用するのもおすすめです。ですが、使用する際はエチケットとして、人目のある所は避けましょう。
目的別:制汗剤の選び方
目的や体質に合わないものを選んでしまうと、体臭の悪化や肌のトラブルを引き起こすこともあります。
そのため、ここでは正しい制汗剤の選び方をわかりやすく目的別に紹介していきます。
手軽に使用したい人向けの制汗剤
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スプレータイプは手を汚すことなく吹きかけるだけで使えるため、手軽に制汗剤を使いたい人におすすめです。
制汗スプレーは、汗を抑える効果があるもの、殺菌効果があるもの、消臭成分で臭いを消してくれるもの・悪臭を他の良い香りで包み隠すものの3つのタイプに分けられます。
そのため、自分が合った効果が期待できるタイプの制汗剤を選ぶようにしましょう。
手軽に高い効果がほしい人向けの制汗剤
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手軽に高い効果がほしい人には、ロールオンタイプがおすすめです。
ロールオンタイプは、ボトルの先端にあるボールに薬剤が浸み込み、ボールでコロコロと脇に塗り込むことができるので、手が汚れず手軽に使用できます。
さらに、直接肌に塗りつけるため、成分が浸透しやすく、高い効果が期待できます。
しかし、汗をかいてしまうと使用することができないので、風呂あがりや汗をかいていない状態で予防として使用することをおすすめします。
寒い時期でも手軽に使いたい人向けの制汗剤
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スティックタイプは清涼感がないので、冬場の使用におすすめです。また、同様な理由でメントールが苦手な人にもおすすめです。
手軽にしっかりと塗ることができ、肌へ直接塗り込むため、消臭効果と殺菌効果が高く期待できます。
ロールオンやクリームタイプと基本的な用途は変わりませんが、持ち運びやすい形なので、外出先での使用に特化しています。
とにかく高い効果がほしい人向けの制汗剤
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クリームタイプは最も消臭効果が高く、とにかく汗の臭いをなんとかしたいという人におすすめです。
スティックタイプなどと異なり、指で塗り込まなければいけないため、手軽さはないものの、しっかりと成分が馴染んでくれるので高い効果を期待できます。
ワキガの臭いが強いと感じる人は殺菌作用のある塩化ベンザルコニウムなどの配合されているものや、長時間殺菌してくれる銀配合のものもおすすめです。
部位別:制汗剤の選び方
制汗剤は体のどこに使うかによってもおすすめする制汗剤のタイプは変わってきます。
ここでは、体の部位別にどのような制汗剤を選ぶべきかをわかりやすく紹介していきます。
手汗対策したい人におすすめの制汗剤
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手汗用の制汗剤で最も多く見られるタイプは、クリームタイプです。
しっかりと手に塗り込むことができるので、持続性に優れています。また、衛生面的にも清潔に使えるため、おすすめできるタイプです。
その際は、手に刺激を与えないために、銀イオンやトリクロサンなどの成分は避けるようにしましょう。
スプレータイプも手に吹きかけるだけで手軽に使用することができますが、効果の持続時間は短いことデメリットがあります。
顔汗対策したい人におすすめの制汗剤
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顔汗への制汗剤としては、塗りやすいクリームタイプがおすすめです。
最近では、女性用にメイクの上からでもテカリや制汗効果のある顔用クリームもあります。
また、シートタイプにも顔用のものがあるため、汗をかいている状態で爽快感や消臭効果がほしいときはこちらのタイプをおすすめします。
しかし、シートタイプの体用のものを顔に使ってしまうと刺激が強すぎ、肌荒れなどを起こす危険性があるため気をつけてください。
足の臭い対策したい人におすすめの制汗剤
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足の臭いが気になる人には、クリームタイプがおすすめです。汗で靴の中が蒸れると足の臭いが気になるようになってきます。
そんなときは制汗成分を配合し、靴の中の環境を快適に保てる足専用のクリームタイプの制汗剤を使うと、指の間もスムーズに塗ることができ、制汗成分と殺菌成分が臭いの発生を抑えてくれます。
使う前には足を洗い、タオルなどでしっかりと拭き取ります。よく乾いたところで制汗剤を使用して、靴や靴下を履く前もよく乾かすようにしましょう。これらを怠ると、逆に臭いが悪化してしまうので、必ず注意しましょう。
また、スプレータイプとシートタイプでも足用の制汗剤が販売されているので、手軽に消臭を行いたい人にはおすすめです。