誰でもできる!簡単アロマキャンドルの作り方
アロマキャンドルと言えば雑貨店に行けば手に入りますが、実際価格はピンからキリまであり、買い出したら切りがありません。また自分が欲しいアロマを使ったキャンドルが見つからないという事もあるかもしれません。
アロマキャンドルは、結局のところアロマ(精油)を混ぜたろうそくである以上、自分でも作ることができます。しかも複雑な工程はなく、割と簡単に出来るのです。そこでこちらでは誰でもできる簡単アロマキャンドルの作り方をご紹介していきます。
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アロマキャンドル作りの準備
それでは早速アロマキャンドルの作り方をご紹介していきましょう。そのためにはまずそれに必要な材料などを準備する必要があります。最初に材料や道具などをご紹介しておきますので、こちらを見ながら作る方はしっかりと準備しましょう。
アロマキャンドル作りに必要な材料
それではまず手作りアロマキャンドルに必要な材料をご紹介していきましょう。
ボウルや割りばし、輪ゴムなどはキッチンなどにあるものを利用してもらえばいいですが、無ければ準備しましょう。ボウルは湯煎で溶けたロウが溢れないように深めのものが良いです。計量カップも料理用のもので良いですが、溶かしたロウを型に流し込むので、耐熱性があるものを使いましょう。
ロウを入れる容器も耐熱性のあるものを準備しましょう。シリコンカップや牛乳パックでの代用も可能ですが、いずれにしても自分が作りたい形のものを使うといいです。ろうそくは3号のものを1本準備すれば十分です。
アロマオイルについては好きな香りを選んでいただくといいですが、効果なども確認した上で選ぶとより効果的なアロマキャンドルを作れます。
アロマキャンドルの作り方
準備は整ったでしょうか?
それでは作り方に移っていきましょう。まずは作り方の手順を一通り把握してからの方が取り組みやすいと思いますので、手順をおさえてから、それぞれのポイントやコツなどをご覧ください。
- ろうそくを細かくカット
- ろうそくの芯は取り除く
- ろうそくを湯煎で溶かす
- 溶けたろうそくにアロマオイルを混ぜる
- ろうそくの芯を割りばしに挟む
- 芯を容器の中心にたらす
- 溶かしたろうそくを容器に流し込む
- 固まったら容器から取り出し芯をカット
それではそれぞれの手順についてご紹介していきましょう。
1.ろうそくを細かくカット
まずは湯煎で溶けやすくするために細かくカットしてボウルに入れていきます。カッターで切るといいですが、手を切らないように注意しましょう。
2.ろうそくの芯は取り除く
ロウをカットしていく際に元から入っている芯が出てきます。こちらは手作りのアロマキャンドルでも再利用しますので、切らないように気をつけながら取り出しましょう。
3.ろうそくを湯煎で溶かす
ボウルより広めの鍋に水を張り、火にかけて沸騰させます。沸騰し終わったら火を消し、その湯の中にボウルを入れ、熱でロウを溶かしてください。
4.溶けたろうそくにアロマオイルを混ぜる
ロウが全て解けたらアロマオイルを垂らして混ぜます。ただしアロマオイルは高温で揮発してしまうため、ロウが少し冷めてから入れてください。それでも固まり始めると混ざらないので、微妙な温度ではありますが見極めて入れてください。
また道具にはご紹介しませんでしたが温度計があるとなおいいです。60~70℃くらいでアロマオイルの香りが立ちやすくなるので、用意できる方は使用するといいでしょう。量は好みで調整するといいです。
5.ろうそくの芯を割りばしに挟む
ろうそくの芯を割りばしに挟むため割りばしは割っていないものを使用しましょう。こうすることで芯を真っ直ぐに保つことができます。
6.芯を容器の中心にたらす
割りばしで挟んだ芯を容器の中心に垂らします。これにより芯を中心に据えたまま固めることができます。
7.溶かしたろうそくを容器に流し込む
先ほど湯煎で溶かしたろうそくを容器に流し込みます。この時ボウルからだと上手く流し込めないので、耐熱性の計量カップに移してから流し込むといいです。
ここまでの流れをロウが固まる前に行いましょう。
8.固まったら容器から取り出し芯をカット
容器内でロウが固まったら容器から取り出し、余分な芯をカットしましょう。この時に5~6mmにしておくと、使用するときにすぐ使うことができます。
アロマキャンドルのアレンジ方法
ここまで基本的なアロマキャンドルの作り方をご紹介しましたが、アレンジ方法もあります。
手作りアロマキャンドルをアレンジする方法やメリットなどをご紹介していきましょう。興味がある方はぜひ試してみてください。
ソイキャンドルの作り方
市販のロウにはパラフィンと言われる原料が使われています。この素材は有害物質を発することがあるため、危険視されている原料でもあります。それに対してソイワックスは大豆由来の天然素材なので安全性が高く、香りとの相性もいうメリットがあります。
作り方は通常のアロマキャンドルと同じですが、材料はろうそくの代わりにナチュラルソイワックスのフレークなどを使います。あとはこれを湯煎で溶かして、同様の手順で作っていただくといいです。
ミツロウキャンドルの作り方
蜜蝋は天然由来の素材としては割とポピュラーとなっています。蜜蝋も通常のろうそくと比べて安全性が高い素材です。すすや黒煙を出さず、有害物質も発生させません。また香りをつけなくてもほのかな甘い香りがあるため、それだけでも楽しめます。
こちらも作り方は通常のアロマキャンドルとほとんど違いません。材料がろうそくから固形の蜜蝋に変わります。こちらをカッターで削ってフレーク状にし、湯煎で溶かしてください。他の手順は全て同じとなります。
色を付けたい場合
色を付けたい場合はクレヨンを使用します。ロウを刻む際に、クレヨンも細かく刻みます。
あとはロウを溶かした後に、刻んだクレヨンを溶けたろうに入れて混ぜるだけになります。クレヨンが溶けてロウに色が付いた後、アロマオイルを入れて香りをつけましょう。
グラデーション
2色以上のクレヨンを使えばグラデーションにすることもできます。ただしこちらの場合は作り方が少し変わります。湯煎でロウを溶かすときにクレヨンの色の数だけ分けて溶かしてください。2色を例にとると、ロウを2つに分けて溶かします。
溶かしたロウにそれぞれクレヨンを溶かしてアロマオイルを垂らし、色と香りのついたロウを作ってください。容器には割りばしで挟んだ芯を垂らし、溶かしたロウを入れていきますが、容器に全て入れるのではなく1/3ほど入れ、粗熱が取れて固まるまで待ってください。
流し込んだロウが固まったら、次に重ねたい色のロウを流し込んでいきます。これを繰り返して層を重ねていき、完全に固まったらグラデーションの完成となります。
ボタニカルキャンドルの作り方
ボタニカルキャンドルはロウの中にドライフラワーやドライフルーツが入ったキャンドルです。ドライフラワーを例にとって説明すると、手順4までは同じになります。手順5にて容器に芯を垂らす前に、ドライフラワーの花びらを好みで入れてください。
あとはこの容器に芯を垂らし、手順6以降の工程を行っていただければボタニカルアロマキャンドルを作ることができます。
香水を利用して香り付け
アロマの代わりに香水を利用して香りをつける方法もあります。必要なのはアロマオイルの代わりに好みの香水を用意するだけになります。
こちらも香りを飛ばさないために温度計があるとなおいいですが、アロマオイルを混ぜる手順4で香水に替えて混ぜるだけで、あとの手順は同じとなります。
ゼリーキャンドルの作り方
ゼリーキャンドルは名前の通りゼリーのように透明な見た目と質感が特徴なキャンドルとなります。ラメや砂、貝殻、あるいは先述したドライフラワーやドライフルーツなどをより目立たせるキャンドルが作れます。
作り方は同じなのですが、使用する材料に通常のろうそくではなく、キャンドルゼリーというものを使います。こちらを細かくして湯煎で溶かせば、後の手順は同じで作ることができます。こちらも自分好みにアレンジしやすい作り方です。
虫よけキャンドルの作り方
アロマキャンドルをアレンジすればエコな虫よけを作ることもできます。虫は特定の香りを嫌うため、その香りを混ぜたアロマキャンドルを作れば虫よけキャンドルになります。虫よけに効果的なアロマオイルは以下の4つになります。
- シトロネラ
- レモン
- ユーカリ
- レモングラス
これらをアロマオイルとして使えば他の材料や手順は全く同じなので簡単に虫よけアロマキャンドルが出来上がります。