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アロマキャンドルの有害性と安全なアロマキャンドル選び

アロマキャンドルの危険性と安全な使い方

インテリアとしても使える可愛さやアロマの効果効能が注目されるアロマキャンドルですが、どれもが安心安全で良い効果ばかりでないことをご存知でしょうか?ついつい良い面ばかりに目が行きがちですが、選び方を間違えると体に害があるだけでなく、様々な悪影響を与えてしまうこともあるのです。

店頭に並んでいるからと言って、どのアロマキャンドルも良いものというわけではありません。有害性があるものも含まれているので、自分の目で見て確認し、安心できるものを選ばなければいけないのです。こちらではアロマキャンドルの有害性と安全な商品の選び方をご紹介していきます。

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アロマキャンドルの危険性

アロマキャンドルの危険性

アロマキャンドルはその効果や見た目から良いものというイメージが強いですが、実は危険性も持ち合わせていることをご存知でしょうか?既に使っている方は知っている方も多いでしょうが、これから使う方、まだご存知ない方は知っておかないと痛い目を見る可能性もあるので、ここで把握しておきましょう。

  • アレルギー症状を誘発
  • 室内汚染

主な危険性としては以上の2つが挙がります。アロマキャンドルは火を使い香りを広げることで効果を得ますが、アロマは時に人に悪影響を与えることもあります。酷い場合だと、アレルギー症状を誘発することも少なくありません。

また、ロウに使われている原料によって体に悪影響を及ぼされることもあるため、香りだけが原因ではないこともあります。またその香りは何度も使ううちに壁紙に染みついたり、火を使うことで僅かですが煙が昇るので壁紙が汚れることもあります。

このようにアロマキャンドルについて知り、正しく使わなければ危険となることがいくつもあるのです。危険性を詳しく知るためにも、もう少し掘り下げてみましょう。原料や使用に際しての注意点などから説明させていただきます。

>>妊娠中のアロマキャンドルの使い方について詳しくはコチラ

原料の危険性

原料の危険性として挙がるのは以下の3つになります。

  • パラフィンワックス
  • キャンドル芯
  • 合成香料

これらの原料はどれも人工的な素材であるため有害物質が含まれています。そのため体への悪影響など危険性が示唆されているのです。それぞれの影響や事例についてご紹介していきましょう。

パラフィンワックス

パラフィンワックスは石油産業の副産物であり、揮発性有機化合物を含む煙を放出します。この煙がタバコ並みの毒性を含んでおり、室内の空気を汚染し、ぜんそくや皮膚トラブルのリスクを高めるとされています。さらにはアメリアだと毎年10万人以上の死者を出すなど危険性の高い物質となっています。

キャンドル芯

キャンドルには補強された芯が入っているものもあり、ここから放出されるすすには体に有毒な亜鉛、錫、鉛、カドミウムが含まれていることがあります。固体であれば触れなければ危険はありませんが、すすとなると細かい粒子として体内に入る可能性が高くなるので、こちらも危険な原料として注意を促されています。

合成香料

アロマキャンドルに使用されている香りの中には合成香料を使用したものもあります。このような香料は呼吸器に沈殿する微粒子や一酸化炭素、ベンゼンという有害物質を発生させるため、先述したアレルギー症状を誘発させることや、既に発症しているアレルギーを悪化させる危険性があるほか、ぜんそくを悪化させる可能性もあります。

ちなみに天然成分やオーガニックの中にも有害な化学物質を放出する可能性があるものがあるので注意してください。

すすの危険性

先すすには金属が含まれていることが多いため、体内への侵入・沈着の恐れがあります。これは通常のキャンドルでも起こる危険性が高いですが、アロマキャンドルはより多くのすすを出す可能性があります。そのため有害物質を多く含んだすすを体内に吸引してしまう危険性が高まってしまいます

さらにすすが出てしまうのは不完全燃焼によるものですが、これによって一酸化炭素が発生している可能性があります。ろうそくの大きさから考えれば一気に多くのアロマキャンドルに火をつけない限り、部屋が一酸化炭素で満たされることはありませんが、それでも近くで呼吸していると一酸化炭素中毒にならないとも限りません

お風呂で使用する場合の危険性

アロマキャンドルをお風呂で使用する方もいらっしゃいます。これはメリットもありますがデメリットも発生します。

  • メリット:よりリラックスできる、ロマンチック
  • デメリット:換気しないと危険

入浴によるリラックス効果を香りと光で高めてくれる効果があるほか、ロマンチックな状況を作れるため精神的にも満たされた気持ちになるというメリットもあります。効果は個人差がありますが、それを求めて使われる方は多いです。

しかしお風呂は使用中、窓を閉めていることが多く空間としても狭いため、先述の一酸化炭素や有害物質が蔓延しやすくなります。それにより中毒や呼吸器などへの侵入を許しやすくなってしまうため、使用するのであればしっかり換気をしないと危険であるというデメリットがあります。

使用する際に気を付けるポイント

そのためお風呂で使用する際には以下のポイントに注意して使う必要があります。

  • 壁にくっつけない
  • 水のかかるところにおかない
  • 換気あるいは換気扇を回す

壁につけてしまうとすすなどの汚れが壁についてしまうことがあります。また水がかかるところに置くと火が消えてしまうばかりでなく、不完全燃焼を助長し一酸化炭素やすすを多く出す結果になってしまいます。もちろん火が消えていなくても換気あるいは換気扇を回して空気の入れ替えをすることも大切です。

安全なアロマキャンドル選び方

安全なアロマキャンドル選び方

これだけの危険性や注意点を挙げられると使うのを尻込みしてしまう方もいるかもしれません。しかしこれらはあくまで気を付けるべきポイントであり、安全なアロマキャンドルもあります。

アロマキャンドルを使いたいけど、危険なものはちょっと、という方も安心して使えるものがあるので、その選び方を知っていれば危険を避けることも可能なのです。

ただ選び方以前に安全なものを使いたいのであれば安いアロマキャンドルは買わない方が無難です。安いものはコストを抑えるため、先ほどご紹介したような危険性のある原料を使っていることが多いです。そのため多少高くても原料にはこだわった方が安全です。

  • ソイワックス
  • 蜜蝋
  • LEDキャンドル

以上の3点は安全なアロマキャンドルを選ぶ上でチェックしていただきたい素材や種類になります。

ソイワックスキャンドルの特徴

ソイワックスは植物性油、つまりは天然素材となっています。ソイは大豆のことで、精油での香り付けとの相性もよく、スキンケアにも使用されるワックスなので安全性も高いと言われています。もちろんパラフィンのように有害物質を発生させることもありません。

ただソイワックスと一言で言ってもメーカーによって含有量や硬さが違うため、その分だけ種類が多いので選ぶ際には注意が必要です。

蜜蝋製キャンドルの特徴

蜜蝋は天然素材の中でもキャンドルに使われる素材では割とポピュラーです。キャンドルの他にも化粧品や食べ物、手作りのスキンケアクリームなどにも使われる素材であり、体への安全性が認められている天然由来成分でもあります。

ただしこれは精製された蜜蝋であり、未精製のものはアレルギーを起こす可能性もあるため、精製されているかどうかは確認すべきです。ちなみに未精製のものはオレンジ色、精製されたものは白色になっています。

LEDキャンドルの特徴

LEDキャンドルは火ではなく中央に添えられたLEDランプによって炎の揺らぎとアロマの香りを広げるキャンドルとなっています。火を使っていないので当然火事などのトラブルになることはないですし、すすなどの有害物質を発生させることはありません

LEDなので電気代が抑えめなのもメリットです。安全性が高いのがポイントですが、商品数としてはまだまだ少なく、好みのものがない可能性もあるのは残念です。

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